【怖い話】 にぎやかな話
小角さんのお話
ある日、友達3人と先輩の家で麻雀をしようと言う事に為り、いそいそと出掛けて
行きました。この頃は、麻雀大好きだったもので・・・・・
先輩の家に行くと、二階に案内されて、私が一番後ろから階段を上り、二階の部屋へも
最後に入りました。
先輩「戸、ちゃんと閉めといてや。」
で、内側に開いている戸を閉めたんですが、これが結構かたかった。その扉には
カウベルが付いていて、閉めるとカラカラと良く鳴りました。
で、麻雀のはじまりはじまり〜
半チャンの南入したぐらいの時に、「ギィ〜」と言う音が・・・・・
私は、何も気にしてなかったんですが、「閉めてこい」と言われて、「?」
戸が開いてるじゃないですか??
「ちゃんと閉めたのになぁ」と言いながら、もう一度、戸を閉めると、
「バタン」「カラカラ」と音がして、やっぱり硬い・・・・・「??」
この時は未だ、何の事やら?分ってませんでした。
で、次の半チャンに入る前ぐらいにまた・・・「ギィ〜」・・・「???」
「なんで〜〜」と言いつつ、また閉めに行きます。結果は前と一緒!
やっぱり硬いし、音もする。風や家の軋みぐらいで開くような代物ではありません。
それに、何でカウベルの音もしないのに、戸の軋む音だけがするのか??
席に戻ると、なんかみんなでニヤニヤしてます、「なんじゃ〜、変やなぁ」
と、思いながらも麻雀をしてると・・・・・そう、またなんです。
「ギィ〜」・・・・・私はここでやっと分りました。遊びに来てるんです。
誰かは知りませんが・・・・・
先輩曰く「初めての奴が来ると、必ずこうなる」だそうです。
で、また閉めに行ったんですが、その後はもう開きませんでした。そのかわり・・・
話し変わりますが、みなさん一灯缶(字が違うかもしれない)て知ってますよね。
灯油なんかの入ったブリキの缶。あれって温度差が有ると「ペコン」って鳴るん
ですよね、いきなり鳴るんで、驚く事も多いですが。
次に起こったのが、その一灯缶が鳴る現象でした。ドラムのいす代わりに一つと
壁際に十数個二段積みになっていました。
麻雀の途中で「ペコン」・・・ん?何の音だ今のは・・・まわりはまた笑ってる・・・
すると、また、「ペコン」・・・なぁ〜んだ灯油の缶か〜沢山有るしなぁ・・・
ここでも、私の考えは甘かったのです・・・・・その後、缶の鳴る音が・・・・・
「ペコン」「ペコン」「ペコン」「ペコン」「ペコン」「ペコン」「ペコン」
え〜い!うるさい〜〜〜!とゆう感じで鳴り出しました。
一つ一つの鳴る間隔はバラバラで終わったかと思うとまた「ペコン」と鳴ったりが
暫く続きました、どんな温度差が生じても、そう何回も鳴る事は普通ありません。
結局、これも私を歓迎?しての出来事だった様です。
以上、体験談でした。