【不思議な話】 鯉のミイラ
ラン2の「京都ミステリースポット」の時間で〜す(^◇^)!
今日は、京都御所にまつわるミステリーをひとつ....
以前、朝日新聞(大阪版、1989.11.02号)で読んだ記事をカードにして
おいたのものです。その記事によりますと、
京都御所紫宸殿の屋根ふきかえ工事中(1989.10)、その棟瓦から、乾燥
してミイラ状になった鯉が一匹発見されたそうです。
長さ約30cmのマゴイで、大棟西側の先端、二段に重ねられた巨大な飾り瓦(
高さ2m・幅1.5m・厚さ50cm)の内側にあった木箱の中から発見されました。
箱にはいっていた板切れに「昭和2年から3年にかけての屋根ふきかえ工事中、
発見せしものなり。鯉は水を吐くから防火用か、あるいは出世魚のためか、獣
が偶然運んできたものか」と記されていました
建築史学者・福山敏男先生は「類例は聞いたこともないが、寺院には大棟にシ
ビをのせたり、建物に懸魚(けぎょ)を飾ったりするから、防火などのまじな
いかもしれない」と語っておられます。
宮内庁京都事務所では、「防火のおまじないなら意味もある」として、このま
まにしておく方針だそうです
きっと今も、紫宸殿の屋根には鯉のミイラが鎮座しているのでしょうね。