【怖い話】 足
Aさんのお話
京阪の四条駅の側の橋でこんな経験しました。
10年以上前ですが、家に帰るべく駅へ急いでいました。いつもなら、夜遅くでも人気
があるのに、その時に限って人気がありません。
橋の上で後ろから足音がしました。
ゴルゴ13ではありませんが、後ろを取られるのは好きではありません。
靴紐を直すふりをして、しゃがんで先に行かそうとしました。
足音は一瞬,立ち止まりました。躊躇の気配がありました。それから足音は再び歩を
進めました。
その時、気付いたのですが、足音は「ヒタヒタ」と言う裸足で歩く感じのものでし
た。足音は私の横をすり抜けて行きました。
足音の主の姿は見えませんでした。ただ、足音のみが遠ざかって行きました。
足に関わる話でもうひとつ。
私の趣味の1つにエアーガンを使ったサバイバルゲームというものが
あります。いい年をした大人が迷彩服に身を固め、おもちゃの鉄砲を
撃ち合う遊びなのですが、結構はまる人が多くて、私もここ10年近く、
大阪の服部緑地公園で土曜の深夜に仲間と楽しんでおりました。
4年ほど前の
とある深夜のことでした。時間は夜中の2時を過ぎたこ
ろ、雑木林のなかで前線に孤立した仲間の援護のために、私は林の中
を30メートルほど全力疾走しました。
夢中で走っておりましたが、後ろから足音もしていますから、味方も
一緒に援軍に駆けつけてくれているものだと思っていました。
必死の思いで、孤立した仲間の場所にたどり着き、一気に木の根元に
隠れて、すぐに後ろを振り返った私が見たものは、なんと
「落ち葉が、まるで透明人間が歩いているかのように、交互にへこみ
ながら、その足跡?が私の方に向かってくるのです。そのへこみは、
私の直前で、突然終わりました。最後にへこんだ場所(目の前)を必死
で凝視しましたが、なんの痕跡もありません。」
正直に言って、そのへこみは大人の体重が掛かった大きさではなく、
小さなものでしたが、はっきりと左右交互にへこみながら、こちらに
近づいてくる様は異様でした。
不思議なもので、おもちゃとは言え、鉄砲を持っていると、気が大き
くなるもので、恐怖感はそれほどなく、理解できないものを見てしま
ったことによる疑問で頭はいっぱいでした。
普段の私は、信仰心も無く、幽霊も、怪奇現象も信じない人間ですが、
この体験だけは、理解できなくて困っております。
どうか、この疑問を解消する手助けをお願いできませんでしょうか?
皆様、よろしくお願いいたします。ほんとに実話なんです。
なお、この場所は現在は整備が進み、一面の芝生になってしまいました。
昼間は子供の遠足や写生会で賑わう大きな公園ですが、夜中は寂しい場
所で、昨年の年末には20歳過ぎの男子の首吊り死体をゲーム中に発見
してしまいました。この方が100倍恐かったです。