【怖い話】 舞うと死ぬ雅楽
のれんれんさんのお話
先日放送されたアンビリバボーで、舞うと人が死ぬといわれる
雅楽「採桑老」が紹介されてましたね。
人が死ぬというのはかなり昔から言い伝えられていたそうなんです(^_^;;
「採桑老」‥‥不老不死の桑葉を求めてさまよう老人が
次第に老いてゆく姿をあらわした曲だそうで、
これを舞うと三年以内に死ぬと言われ、
江戸時代には失伝しすでに演じられなくなったそうです。
この曲にはある過去が秘められています。
堀河天皇の時代(平安末)採桑老と胡飲酒の舞いを伝えていた
宮廷楽人の多資忠・時方が殺害され、断絶寸前になったそうです。
この頃になると口伝によるところが多くなっているため、
不慮の事故で死んだりするとその芸が途切れる恐れがあったそうです。
幸いにも他所でこれらを伝えているのがあったため、
消える事はありませんでしたが、多家はその後も
その統を継いだ人が何人か殺害される悲劇に見舞われています。
ところで"不老不死の桑葉"でσ(^.^)は秦氏が頭に浮かびました。
やっぱりとゆーか、この舞いは四天王寺楽人・秦氏の専らとする
舞いでもあったそーです。
多資忠が殺された後も存続出来たのは、ここの秦氏も知っていた
為だったそうです。
そして採桑老の老人は鳥がついた杖をもっていますが、
この鳥は"鳩"。鳩といえば八幡さんですよね‥‥(A^^)
白い衣装に身を包み、頭に笹の葉をさし、神の言葉を伝えるといわれる
姿は仙人の徐福の姿‥‥??
ついに不死の薬を見つける事がかなわなかった人と不慮の死を
遂げた人達の執念が凝ってこんな事が起きるのかな???
余談ですが多家はあの古事記を書いた太朝臣安万侶の系統です。
また秦氏とも深い関係がある氏族であります。
今でも宮廷楽人として多家はあるんですよぉ〜
もちろん秦氏のご子孫も‥‥(^^)