【怖い話】 会社二題

 白石さんのお話


『お茶組み当番』

私は今週お茶組み当番なのです。
いやはや、封建的な会社ですね…(笑)
そんなわけで、一人休憩室兼給湯室で皆様のコップを洗っていた時の事…
ふらふら〜っと違う部署の先輩が給湯室を通り休憩室の方に入っていかれました。
『あ、コンニチワ〜』
と、頭を下げたものの…
チョット不思議に感じました。
もう休憩時間は終わっています。
しかも一向に休憩室の明かりが付く様子はありません。
『体調が悪いのかな?寝てるのかな?』
そう思いながらもまだ休憩室の灰皿掃除が残っていたので、
『すいませ〜ん、灰皿掃除…』
と、休憩室にはいって唖然としました。

『誰もいない……?』

そう、休憩室には誰もいなかったのです。
私の見間違いだったのでしょうか…
確かに見たはずです。
挨拶もしました。
でも、いません…

慌てて仕事場に戻るとその先輩が仕事をしています。

『あれ????』

ますます頭がパニックになりました。

『……ま、いっか♪』

そう、私はそう片付けてコップ洗いを続けました。
だって、見ちゃったんだもん。

ま、ようはその先輩の思念(?)みたいなものが残っていたんでしょうね〜

『通勤』

また会社ネタで恐縮です。(爆笑)
なんか入社してから、変な経験増えてるよなぁ…

んなワケで、私の会社…
お茶組み当番の他に、一年目の新入社員の『女子』には、
朝のお掃除、書類書きなんつーお仕事も御座いまして…

朝7時半にはもうすでに会社の側を歩いています。
って言うか、毎朝5時半おきですね。(T□T)

…ま、そんな事はおいておいて。
その日は第4土曜日で、学生さんも歩いていなければ、
他の会社の方も歩いていませんでした。
つまり、いつもは結構人が多い通りも、ほぼ私専用道路化していました。
ま、寝ぼけ半分に歩いていたんで、聞き間違いかもしれないんですけど…

後から靴(しかも通勤用革靴っぽいぞ!)の足音が近づいていました。
少し左によけて、その人が通りすぎるのを待ったんですが…

『カツンカツンカツンカツン…』

と、足音だけ通りすぎてゆきました。
はい、これもきっと私の勘違いでしょう♪

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