【怖い話】 信長と蛇石
Nさんのお話
ちょっと前に岐阜県の恵那・笠置山付近に遊びに行ってきました。
実はここでトンデモない物を見てしまったのです。
それは以前MSでツリーが出来てたあの“蛇岩”です(;^^A
笠置山の麓には「グリーンピア・恵那」というレジャー施設が
ありまして、けっこう色々楽しめるんですね。
お風呂もあるし空気もいいし又この周辺には磐座も多く、
それも見たい為に足を延ばしたのです。
園内にはホテルもあります。ホテルのロビー玄関近くに石がいくつかあり
古代文字?が刻んであると紹介がしてありました。
驚いたのですが、ここいらは「フィミカの郷」として町おこしを
していまして、笠置にある磐座に“フィミカ”と古代文字で
標されている?のでそう名付けたとの事。
ロビーの案内には岐阜にあるピラミッドや磐座を紹介したパンフレットが
置いてあったり、パネル飾ってそれらを紹介したりとナンテ濃いとこなんだぁ〜!
‥‥と二人で感心しまくりました(^^)
(今度のオフで欲しい人、差し上げますわ)
問題の蛇岩はある本に紹介されてたのでドキドキワクワク楽しみに?してたのですが‥‥
二階のホテル内で食事をしてそれから私がおトイレへ行った隙に、ダンナが
見つけました。二階階段下の喫茶コーナー窓の外にそれはいたのでありまする。
ダンナはそれが視界に入った瞬間、全身に悪寒が走ったそうです。
(うわぁぁああああぁぁぁぁーーーっ!)←心の叫び
彼はとっさに柱の影に身を隠し、私が来るのをひたすら待っていました。
「‥‥あれ!あれ見てみろ。蛇岩がおる〜〜!」
おぉ、ででーんと立派な石が外におるではないですか!
しかもそんな石を真近にしながらもお茶飲んでだべっているおばちゃん達が
そこにいる。
「信じられん‥‥あんなの目の前にしてよく平気でおるな!」
そりゃおばちゃんらに怖いもんはありゃしませんがな‥‥(;^^A
むちゃくちゃおびえているダンナを置いて私はビューと外へ突進しました。
ダンナは本で顔を隠し視界に入らないように遠くへ逃げます。
中庭?の所にありましたが、締め縄がしてあります。(本にはついてなかった)
しかも後向きらしく、近寄って前を見ようとしましたが、廻りに低い植木があって
一応入れないようにしてあります。
それ乗り越えて前に廻ってみましたが、私には別にどおって事はなかったです。
模様らしき物もあるけど、これが蛇なのかどうかもわかりません。
写真を撮ろうと思いましたが、流石に真正面の近くでは撮るのに
ためらいを覚え、後を遠くから撮るだけにとどめました。
その後近くの展望台に登ってここいらを観察しましたが、施設は平らな南の
台地状の所にあり、ここが祭り場であったというのがよくわかります。
ダンナはここから早く出たいというので、結局何も遊べず、お風呂も入らず
(タダ券もらったのに〜)ほうほうのていでそこを後にしたのでありました(T_T)ククッ
ダンナの感想ではあの三輪山で見た最初の磐座と同じ感覚を受けたとのこと。
そしてなおそれ以上の恐怖感・威圧感までも覚えたそうです。
無理に前に連れられたらそれこそ地面に頭すりつけんばかりに拝み伏すかもしれん、
とも言います。こう書けばもうおわかりと思いますが、やはり織田信長は
蛇岩のその効果を狙っていたのかと思い知らされましたネ(;^^A
さて恵那には岩村町というとこがあって、ここは信長の叔母さんが住んでいました。
彼女は信長に殺されますが、ここから蛇岩まで比較的近いのです。
もしかしたら信長は、蛇岩の事はここから聞いて利用しようと考えたのでは‥‥?
諏訪では新しい神主は神になるために磐座に座ったそうですが、信長が自分が
新しい神になるために、大きな蛇岩探して安土城に埋めたという話しに
ほんとーになんて奴っちゃと(;^^Aつくづくタラタラもんの私でありました。
それからやはり恵那周辺は龍神信仰が多いらしく、面白い事に笠置山の頂上は
落雷が多いそうです。