【怖い話:高校のトイレ】
皆さんこんにちはMATです!始めての投稿ですが宜しく御願いします
あれは私が高校二年生から三年生になる春休みの事でした。
当時、部活動をしていた私は練習の為に早めに登校しました。
私の高校では休みの期間中、全教室に鍵が掛かるのですが
部活動をする生徒の為に女子用と男子用に一室づつ鍵を開け
更衣室として使用出来る教室がありました。
ですが、その教室も私が早く付き過ぎて居た為鍵が掛かって
いました。(鍵は教職員が開けます)
「なんだ…開いてないのか」と思った私は、自分のロッカー
からジャージを出し、女子トイレで着替える事にしました。
トイレの一番奥には車椅子用のトイレがあってそこが一番広くて
荷物を置くのに最適なのでした。が…。
ドアノブを回したらどうやら鍵が掛かっているらしく「?」と思った
私はもう1回ドアノブを回してみました。(当時車椅子の生徒は在学していない)
扉が開き「え?」と思い顔を上げると、そこには現代風の髪型をした
目の細い男性が「ニタァーッ」と笑ってこっちを見ていました。
私は咄嗟に「すいません!」と扉を閉めたのですが、よくよく考えると
「ここは女子トイレ」の筈で男性がいるのが間違いです。
私は先ず変質者の可能性もあると思いドアをノックしましたが返答
がないので扉の下の隙間からトイレの床に這いつくばって覗き込み
ました(←するなよ)ですが、足が確認出来ませんでした。
「で、で、で出たぁぁぁ!」と心の中で叫び更衣室の部屋まで猛ダッシュ
したら、丁度後輩が鍵が開いたのか来ていたので「今、2年生用の女子
トイレに男の人がいた!」と叫んでいました(先輩の面目丸つぶれですね)
もう一度戻って皆で見にいこうとも思いましたが怖くてそれは出来ません
でした…。が、よくよく考えてみるとそのトイレは校舎の2階にありかなりの
高さがあり窓の下に庇もない為、人間が侵入したとしても飛び降りて逃げる
事は不可能なのです。それに…。
その男性の首から下の記憶が全く無いのです。どんな服装だったかも…。
もしかしたら…首だけ浮いていたのかもしれません。