【奇妙な話】指輪

sivaさんからの心温まる投稿。


初めまして、今日わ。sivaと申します。
以前からこちらにはよくお邪魔させてもらってます。
(見てるだけでした^^;すみません)
私の話は怖くはなくって、ちと?不思議なお話です。
以下の話は文才がナイので、上手くはしょってやって下さい。

もう8年位前の話になりますが…。
生前、病気を隠しつつも嘱託で働いていた父は、勤務(通勤)中に結婚指輪を亡くしてしまい、結局どこを探してもみつからないままこの世を去りました。
約2年近くたち、長年住み慣れた家を引っ越す前日。
帰宅した母が郵便受けをさぐると、薄い茶封筒が入っていて、何か硬いモノが。?と出してみると金の指輪。よくよく見ると中にはイニシャル。なくした筈の父の結婚指輪でした。
「お父さんの職場の人が届けて下さったのねぇ〜」
と呑気に母はいっていましたが、当時の職場の人は殆ど我が家をしらず、また亡くなってから約2年も経過しており付き合いなど皆無状態。
告別式の朝、夢の中に案内人を連れて最後の挨拶にきてくれた父は疲れた〜といいたげな表情でしたが、あの世へいってからは(たまに)元気な様子を夢でみせてくれる父。
「お父さんからの最後のプレゼント」と今では母の中指と薬指に仲良くはまっています。
粋な親父です。

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