未だにわからないモノ
Sさんからの投稿。
あれは10年ほど前になるでしょうか?僕は日々の激務でクタクタになっていました。
営業やってる僕はその日もいつものように車で高速を走っていたんです。睡眠を削る
激務と長距離運転でウトウトしていた僕は「ヤバイ」と思い、あるPAに車を止めました。
そこはSAほどの大きなPAであり、駐車場が三カ所ありました。そこの一番奥のあまり
車の止まっていない場所に車を止め、車のロックを確認してから、仮眠を取ったんです。
どれくらい眠ったでしょうか?
夢かうつつか分からないのですが、僕の車の助手席を開けて誰かが入ってきたんです。
ドアを閉める音が聞こえたように思いました。昔で言うところのサーファーカットでメガネをか
けて作業服を着たトラック運転手風の男でした。その男がやたらと僕の顔をベタベタとさわっ
たりするもんだから、僕は「何すんだ!」って言ってその手を払いのけようとました。が、いっこ
うに止める気配がないんです。
そうこうするうちに払いのけた手が窓に当たり、痛さで目が覚めました。僕は何が起こったか
分からなかったのですが、助手席を見ると寝る前にドアロックしたそのままだったんです。まだ
寝足りなかったのですが、あまりにもリアルで気持ち悪かったのでそのPAを出ることにしました。
寝ている間は金縛りにはなっていなかったので、何なんだろう?って今でも思います。