【怖い話】狛犬のせい？
エメラルドさんの投稿。
私がまだ中学生だった頃の話です。
その当時の私は早起きするのが好きで飼っていた犬と毎朝散歩するのが日課でした。
近くに神社があるのですが、その神社は昼間でも薄暗くなんとなく足を運びにくい感じです。
ある朝、愛犬と散歩のついでにお参りでもしようと思いその神社へと行きました。
鳥居をくぐり階段を登ると狛犬が左右に向きあうようにあり、そこを通り抜けようとするとグイッと綱が引かれ、振り向くと愛犬が立ち止まっています。
なんでこんな所で立ち止まるのか不思議に思い、先に進みたいのでこちらもグイグイと
綱を引き寄せるように引っ張ります。しかし愛犬は先に進むのを嫌がってるまま・・・。
なんだか怯えてるようで尻尾も後ろ足の間に挟んだ状態。
なにか居るのかなと思っていると突然、左の狛犬に向かってウゥッーと唸りはじめたんです。
首から背中、腰までの毛をバァーッと逆立てて！！そりゃあ もうビビリました。
犬が毛を逆立てる事なんて見たことないし、しかもスプレーで形つけたかのようにピンと
垂直に毛を逆立てたまま、神聖なる狛犬に向かって威嚇してるし・・・。
その光景があまりにも恐ろしかったので、急いでその神社から出ました。
散歩？から帰ってひとまず落ち着いた頃、犬に朝ごはんをあげようと近づいたら
今度は私に向かって唸り始めたんです。いままで一度も人に向かって唸ったり
した事がないおとなしい犬なのに・・・。
なだめようと手を差し出したら手に食らいついてきました。その時の愛犬の目は
ブルーに光ってたんです。それ以来、愛犬は気がふれたようになりました。
母もその愛犬に首を襲われたんですが、やはりその時の犬の目がブルーに
ピカッと光ったといいます。
それ以来、怖くてその神社には行ってません。
