【怖い話】49日

但馬凪沙さんの投稿。

 私が4歳くらいのときでしょうか・・・
 祖父が亡くなりました。
 当時小さかった私は大して悲しかった、と言う訳ではありんませんでしたが。
 祖父が亡くなってしばらくした日の夜です。
 私は弟と一緒にベッドに寝ていました。
 けれど、弟は既に夢の中で私だけが起きていました。
 やっと寝られそうになってうつらうつらしていた私は、ドアの方に人の気配を感じました。最初は父か母だろうと思って放っておきましたが、どうもおかしい。
 私が少し顔を挙げて確認すると、そこに立っていたのは――
――なんと、骸骨だったんです。
 驚いた私は、声を出すこともできず固まってしまいました(金縛りではなかったです)。
 すると、骸骨は私のほうを向き、「オイデオイデ」と手を振ります。
 私はとっさに首を振りました。行ってはいけない気がしましたから(その前に骸骨について行くのが怖かったし;)。
 私の反応を見た骸骨は、もう少しだけオイデオイデしていましたが、やがて帰っていきました(私が寝てしまっただけかも)。

 後々、この話を霊感の強い友人に聞かせたところ
「49日頃だった?」と訊かれました。
 ・・・考えてみれば、ちょうどその頃だったような気がします。
 それを言ったら
「やっぱりついて行かなくて良かったよ。死んじゃってたかも」と言われ、ゾッとしたのを覚えています。

 やっぱり、よくありそうな話でしたかね・・・?

※いえいえ、骸骨の死に神さんは目撃例が少ないですよ!(^^)

 

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