【怖い話】見えない
ことりさんからの投稿。
私は見えない人です。
霊感0。幽霊なんか見たことがありません。
怪談にきゃーきゃー言う友人を冷ややかに見ていました。
だから、こういうホームページ見ても、馬鹿じゃないの?
と思っていました。(失礼)
それでも、投稿したのは理由があります。今でも見えない
人ですが…ここなら聞いてくれる気がしたからです。
私には5歳の娘がいます。
娘を連れて満員の地下鉄に乗った時の話です。娘の手を取り
ねじ込むように電車に乗ると、席が一つ空いていました。
私はそこを指さし、そこに座るよう娘に言いました。
ところが娘はぽかんとしています。そして周囲から白い視線
を向けられました。娘は言います。
「ママ、お婆ちゃんが座ってるやん?」
電車はぎゅうぎゅう詰め。席が空いてるはずがないのです。
娘は何もいない空いてる席と会話をしだしました。
「5歳やよ。買い物行くの。え? 飴ちゃんくれるの? あ
りがとう」
娘の手に飴が一粒乗せられてのを見て、初めて恐いと言う
感覚が分かりました。
背筋からぞわーと寒気が走るんですね?
私は娘の手を引いて無理矢理に電車を降りました。
見えないから恐いなんて言うことがあるとは思いませんでした。
何故、見えなかったのでしょう?
娘が言うお婆さんは幽霊だったのでしょうか?
教えてください。