【不思議な話:春日大社】
ナマオさんからの投稿。
9/8から9/10にかけ、奈良へ行ってまいりました。
そこで「アレ?」と友だちと二人、首をひねった体験があったので、ご報告を…。
旅行一日目の夜、ホテルからも近かったので、
公園を散歩がてら春日大社に行ってみようとしたのです。
ところが、鳥居をくぐるごとに怖くなって二人とも足がすくんでしまい、
その日は二の鳥居以降には足を踏み入れられずに帰ってきました。
そして三日目の9/10の早朝、朝ならば怖くないのではないかということで、
6時ごろにホテルを出て、あらためて大社へ向かうことにしました。
鳥居をひとつくぐるたびになんとなく緊張を高めながら、
手水舎の手前の鳥居をこわごわくぐり(先入観もあってか怖い感じだったのです)、
手水と手前の社へのお参りを済ませて本殿へと玉砂利を踏みしめながら、
だいぶ長いこと歩きました。
感覚的には、一の鳥居から手水舎前の鳥居までとはいきませんが、
それに近いくらいの長い距離を歩いた感じです。
早朝だからか、夜に聞こえる虫の声が遠くから聞こえました。
その鳥居をくぐるまでは地元の方がジョギングされたりしていて、
その姿にほっとしたりしていたのですが、
くぐって後は前にも後ろにも、人影はおろか鹿の姿までがなかったことが二人と
も怖くてならなかったので、
遠くからであっても虫の音が聞こえることに安堵を覚えました。
(外からステレオで人工で流してるみたいな感じがするね、なんて言い合うくら
い遠い感じでした)
そしてようやく着いた本殿でお参りを済ませ、
せっかくだからと若宮なども参拝をし、
宗像神社で手を合わせてふと顔をあげたら、鳥居の向こうに鹿が一頭。
さっきまでいなかったのですごくびっくりしましたが、
野生動物だし人間風情に気配を気取られるまねはしないのだろうと納得し、
戻りはじめました。
その途中、ジョギングする地元の方々と何人かすれ違いました。
それまで誰もいなかったし会わなかったため、
お社の奥までは誰もこないのだろうと話していたので、
「入り口の鳥居からあんなに距離あるのに、すごいねえ。私ら、戻るのだけでも
だるいのにねえ」
なんて気楽に話しながら戻りはじめたところ、
明らかに、手水近くの鳥居までの距離が短かかったのです。
行きは、鹿煎餅売り場のところまでもその先も、すごい距離があったはずで、
煎餅のところから社殿をみることもできませんでした。
まだ見えないよ、ってへこたれて自販機で水を買ったくらいです。
びっくりして、途中で振り返って確認したりしましたが、
鹿煎餅も本殿付近も手水舎のあたりも、明らかにそれぞれが記憶より近くに配置
されてるのです。
もちろん行きは少し上り坂なので、錯覚もあるかと思うのですが、
友だちも私も、呆然としました。
ふたりとも霊感とかそういったものはまったくないので、
思い違いか鹿に化かされたか(笑)…そんな感じだとは思いますが、
二人ともがびっくりしたくらい、距離感覚が違ったので
不思議だなあ…とご報告まで。
※庵主の一言。
春日大社は霊的な仕掛けが多いので、それに引っかかられたのだと思います。