【怖い話】ディーゼルスメル
このお話は私がmixiの日記にしたためたものです。
夢想庵・庵主、慎さんのお許しを頂いて投稿させて頂きます。
とある日、私は所用があり、主人と二人で大阪市の地下鉄に乗り、出かける事になりました。
私は、若い時にお腹を手術いたしまして、その後、恐らく癒着でもしているのか、階段を上り下りすると傷跡が痛むのでなるべくエスカレーターやエレベーターを利用しています。
端からみれば健康そうなんですが、見掛け倒しなんですよ・・・(^^;
電車やバスなんかもすぐに座席に座りたい人なのです。
さすがにお年を召した方がいらっしゃると譲りますけれど・・・
で、とある駅の構内でもエレベーターを利用したんです。
ただ、このエレベーター、すごく臭いんです・・・orz
いわゆる「機械油臭」がひどいんです。
エレベーター内にもポスターが貼ってあり
「この臭いは火災や故障ではありません。安心してご利用下さい。」
と、書かれていました。
とゆーか、今時ディーゼルなん!?って気もしますが。
この、エレベーターに乗った瞬間
(以下、私の事を、す。主人の事を、だ。としますね。)
す・「ああっ、このディーゼルスメル、懐かしいなぁ・・・」
だ・「何で?何が懐かしいのん?」
す・「昔、この臭いの中で働いてたんだ。」
だ・「何ゆうてんねん、お前、そんなとこで働いてないやんけ!」
す・「何を言う!馬鹿にするなっ!!私は誇り高きサブマリナーだっ!!失礼な事を言うなっ!」
だ・「お前・・・どーしたんよ?大丈夫か??」
す・「ふっ、貴様にはわかるまい。私はソナー担当だったのだ。」
だ・「はあっ!?」
と、ここでエレベーターはホームに到着し、私たちはこの臭いエレベーターを後にしました。
私も旦那も訳がわからず、きょとーん!?
しかも、その会話の間中ずっと私の声は男性の声色でした。
一体、何事?
誇り高きサブマリナーって、誰なん??
ソナー担当って???
二人の頭上には「ハテナマーク」だらけ。
まぁ、その後はなんともなかったのて゜すが・・・
ちなみに、私の父方の祖父は海軍に勤務していましたが潜水艦乗務員ではありませんでした。
母方は陸軍に配属されていて、海にはまったく出ていません。
誰なんだろう?
ただ、私は子供の時から何故か潜水艦が好きなのです。
映画や本も潜水艦モノが大好きです。
映画のワンシーンに
「敵艦、圧解!!」
などというシーンがあると
「あ、それ、その音。圧解の音と違う。それは爆雷の音や。ソナー何やってんねん!わかれへんかったらパッシブソナー打ってでも、自分の艦位ちゃんと確かめなあかんやろ!!しっかりせな、沈められるで!!」
なんて事を一人で突っ込んだりしています。
はて?はて?
これはなんなんだろうか?
背後霊様?もしくは前世が潜水艦乗り?
ただ、頭がおかしいだけなのかも知れませんが不思議な体験を致しました。
すー