【奇妙な話:眼】
はじめまして、リンと申します。
これは私が中一だった頃の出来事です。
その頃私は「見える」方ではあったのですがあまり得意ではありませんでした…《それ》
が始まったのは2学期の初めでした。
私の部屋は少し広めになっていて、ベットは二段ベットの下が無いヤツです。その日も普
通に布団にもぐり目を瞑っていました。
普段なら、その後妄想が出来るのにその時はできませんでした。
以前、後輩に「考え事ができない時は誰かに侵入されてる場合だ」と云われたことがあっ
たので、一応目を瞑ったままジッとしてました…
すると、視界の隅から眼が現れてきました。黒い性別不能の眼です。
眼は私の前まで来ました。絶えず何処かを向いており眼は正面を見ません。大きく不気味
な眼です。《それ》は私が夢の中に堕ちるまでいました。その眼は中2になるまでありま
した
今考えても、正体が分かりません…
因みに、《それ》と目が合うとその日学校で誰かが休んでたりします。
SINさんならどうお考えになりますでしょうか…
※学校の誰かが休むのは偶然でしょう。
むしろ、体験豊富なだけあって、慌てず騒がずのリンさんの対応には好感を持ちます。
浮遊霊でしょうね。目を合わさない奴は怖くありません。
目を瞑っても瞳を覗き込むのは質の悪い悪霊で霊障がでます。
害がなくて良かったですね。