【夢の話:49日】

こんにちは。ご無沙汰しています。KIMです。
怖い話でななく、個人的に涙が出るようなお話を一つ。

あれは父が亡くなって3カ月ほどたったころでしょうか。
父の夢なんて見たことなかった(覚えてなかったのかな)のに、珍しく鮮明に覚
えてました。

実家にいる私は、茶の間に座って、親戚のおじさんおばさんとおしゃべりをして
いました。
親戚だとはわかるんですけど、どこの人かは全く分りませんでした。母はという
と台所で忙しく料理を作っていました。
それから間もなく、奥の仏間から父が元気な姿で出てきました。
私は驚いて「母!父きた!」と叫んでいました。母は平気な顔で「お父さんだも
ん、いるにきまってるじゃない」と言います。
父が出てきて間もなく、茶の間でおしゃべりしていた親戚さんたちは「そろそろ
いくかい?」と言いながら、ぞろぞろ家から出ていきます。一番後ろに父が付い
て行って、車で出て行ってしまいました。
私はとても悲しくなり、「母、父…いっちゃったよ」というと「いくにきまって
るじゃない」とまた平気な顔。
間もなく、出て行った親戚は数人帰ってきましたが、いつまでたっても父は帰っ
てきませんでした。
「父、帰ってこないね」と言うと「いったものは帰ってこないでしょ?」と、母



ここで目が覚めましたが、なんとなく、父は49日が過ぎても家にいて、やっと
行ったんだなと思いました。

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