【怖い話:清めの塩】

はな と言います


私もよくみえるほうです

私の父の家系はほとんどが見えるヒトらしいです
怖い話になるかわかりませんがひとつ。


私が中学生で高校受験を控えたある日

私の母が、母の友人のお母さんのお通夜に行きました
お通夜から帰ってきたら必ず塩をまくことにしているのですが、その日は母が
「今はお塩をまかないらしいのよ。」と言ってそのまま家の中に入りました

そのとき弱い風が母の後を追うように玄関から吹いてきました

翌日
高校受験を控えていることもあり、午前中で授業が終わりました

私は家に帰り、ひとりでコタツに入ってゴロゴロしていました
すると、
バチッ
っと言う音とともに部屋の電球が1つ明かりが消えました

何日か前に取り替えたばかりなのに…


そうおもいながらウトウトしていると、私の頭上に誰かの気配を感じました
まだ母が帰ってくる時間ではない
と、目をあけてみると
頭上に黒いスーツを着た30代の痩せこけた男のヒトが真っ青な顔でこちらを見ていまし

しかし、足元にかけ輪郭がぼやけているので幽霊とすぐに分かりました
私はすぐ起き上がり九字をきりました
すると男のヒトは
「ナゼ僕はここに来たんだろう? 帰ります」
と言って消えました


母は霊感を信じないひとなので、この話を信じてくれません
しかしこの一件以来、私は何が何でもお通夜やお葬式の後は塩をまきます


※霊感があると言うのは、言い換えると「お持ち帰り」しやすい体質でもあります。
 その場合、葬儀場で渡される小さな塩袋では足りません。頭から方へ被るように塩を
 降りかける必要があります。精製塩より粗塩の方が効果があります。身に覚えがある
 方は常に家に粗塩1sの袋を用意しておきましょう。大きな神社では、ご祈祷済みの「清
 めの塩(当然粗塩)」を売ってたりします。見つけたら買い置きしましょうね。
 我が家では、私ではなく家人に害が出るので、葬儀の帰りは玄関から1b離れた所で、
 約300グラムほど塩をかけてからでないと家に入れてくれません。

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