【怖い話:物件探し】
はな です
また下らないお話にお付き合いください
私が高校一年の時のお話です(あの後、浪人せずにすみました)
2つ上の兄が少し離れた大学に進学するため、物件探しに付き合わされました
不動産の方から紹介されたのは3件
どれも大学から自転車で10分くらいとのことでした
最初の物件は山奥のコーポの二階
まわりには畑と林があります
私は私にしか分からないニオイ(日本酒と腐葉土を混ぜたようなニオイ)がした
ので、兄と母に小声で「ここはダメだよ」と進言
霊感を信じない母に納得してもらえそうな内容をならべ、次の物件へ
次の物件はガードレール沿いの、これまたコーポの二階
まわりは森で、夜は必ず出る、と言う雰囲気でした
ここは防犯設備が無いので、満場一致でナシ
最後の物件は街中の高層マンションの二階
ちなみにこのマンション二階からしかエレベーターがありません
(二階ばっかりだ…)
築浅で、立地条件も良かったのですが、またも私にしか分からないニオイが…
私は耐えかねて不動産の方に、他に無いのですか、と聞いたらひきつった顔で、
それならば四階があります
と言いました
エレベーターで四階まで上がったのですが、エレベーターの中にもうじゃうじゃ
といるのです
私は頭痛と目眩でギブ寸前でしたが四階の空き部屋に入るともっとひどくなりま
した
明らかにこの階には自殺者がいる…四階は絶対にナシ
私の中で一番マシな条件だったのが最後の二階の物件と思い、兄と母を丸め込み
ました
そして兄が不運に苛まれる日が引っ越すまで2年半続いたのです
長文ですのでその話は別の機会に…
それにしても、物件の少ないこと!
※どういう土地なんですか? そんな物件しかないなんて?
ちなみにその臭い私には分かります。後、水槽のザリガニが腐った臭いも敵いませんね。