【怖い話】白い靄
小長谷さんの投稿。
その日は明日友人と朝早くから出かけるのでいつもより早めにベッドに入りました。
眠りはじめてどれぐらいかたったころ突然電話が鳴って起こされました。電話にでると
明日一緒にでかける友人からで明日の出発時間の確認の電話でした。まったくと思いなが
ら眠ろうとしたのですがなかなか寝つけません。
しばらくたってうとうとしだしたころ窓の外からひゅ〜〜〜〜と風の音が聞こえてきま
した。これはやばい!やばいのがきてる!(まえに一度経験してるので)と思った瞬間、
体がぶるぶるとふるえだし、がっと金縛りになり体はガチガチ、目も開きません!足首が
つかまれたかと思うと何かが足の方からだんだん体の上に上ってきて、胸の上で止まり両
肩をがっとつかまれ、起きろー!とゆう感じで肩から上を激しく揺さぶられました。おも
いっきりの力をだして右肩から体を振り起こしたら金縛りがとけて目も開きました。
しかし体の上には何もありません。部屋を見回したら部屋中白い靄みたいな霧みたいの
が天井に向かってあがっています。なんだこれ?と思い窓を開けて外を見てみました。外
は普通の夜でした。窓を閉めて部屋を見ると白い靄みたいのは天井にすいこまれて消えて
いきました。その後は何事も無かったように静かに眠れました。次の日その事を友人はな
し、お前の電話のせいだ!と友人に怒った俺でした。
※良くある話ですが、白い靄の記述で本物と判断しました。
白い靄は異界から流れ込むもので、火事かと思うほど部屋に靄が満ちても、自分しか見
えないこともままあります。