【怖い話】悪魔?
春天狗と申します。
霊感は全くないのですが、怪談が好きなので以前から読ませて頂いていました。
とは言っても、怖い体験をしたいとは思っていないので、いわゆる聞き専ですし、直接霊をみたということもありません。
不思議な夢は見ても、夢の話だろうとそれで終わってしまうことが多いのですが、
一つだけ夢だったのか現実だったのかわからない出来事があったので書いてみようと思います。
以前の仕事を辞めた後でも、その仕事での生活サイクルが残っていた為か、夜更かしをして早朝に寝るという不摂生をしていたある夏の日のことです。
いつものように朝の四時・五時ごろに寝始め、十時ごろにもなると朝の光のまぶしさと暑さに意識が次第にはっきりしてくるのです。
ここまでは当時としては毎度のことで
「ったく、まだ寝たりないのになぁ」と、目をつむったままでも障子からもれてくる朝日を疎んでいました。
真夏のその時間帯は朝と言えどもとても暑いので布団をかぶるわけにはいかず、目を開けて起きようか、そのまま我慢して寝ようかと迷っていました。
すると突然、
自分の背後に全身灰色の悪魔みたいな人(丁度、デビルマンの石造みたいなww)が立っているイメージが頭に浮かんだかと思うと、それが
私の背中から体の中へと腕をねじこみ、心臓を鷲掴みにするのです。(そういうイメージがリアルタイムに思い切り頭の中に浮かんできました)
声が出ないほど強烈に胸が痛くなり、すぐに呼吸が出来なくなって、気が遠くなっていきました。
その間にも、心臓を鷲掴みにされているイメージが頭の中に浮かんでいるのです。
怖いというより、何がなんだかわからない状態で、もう我慢が出来ないところまできて「あぁ、もう駄目だな・・・」と思った瞬間でした。
『男だろ、これくらいでビビるな!』と言われ背中をバシっと叩かれたと感じた瞬間、胸の痛みが消え、汗だくになりながら私は天井を見つめていました。
背中を叩かれた瞬間は、何となくその悪魔(本物かどうかは別として)がニヤっとしながらイメージから消えていったのは覚えています。
小さい頃に心臓病を患っていたことはありましたが、完治しているのでそれとは関係ないと思っています。
完全ではないにしろ半ば起きている状態でもあったので夢にしては意識がはっきりしていたし、あの痛みはリアルすぎだろう・・・と。
布団に寝ていた状態なので、後ろにその人物が立つという表現はおかしいのはおかしいのですが、そういう感覚だったのでそのまま書いてみました。
今思うと、何かイタズラというか遊ばれたみたいな感じがするのでイラっとくるのですが、その時は数分間呆然としていましたw
※悪戯か、不摂生な生活を直に来たのではないでしょうか? コミカルで邪気が感じられません。
デビルマンみたいな典型的悪魔の姿をした者を、私も見たことがありますが、怖くないです。邪気はないです。
思うにあの姿の異形の者は「悪魔」とは別の存在ではないでしょうか?
本物の恐怖すべき悪魔は、限りなく人に近い姿で往来を闊歩しているものです。(ミナミで対峙しただけで死を覚悟した)
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