【前世の記憶・後日談】

 文月さんの投稿。

 ここからは私の妄想です。「前世の記憶の事件」のすぐ後、私は転生についてすっごく
考え込むようになってしまいました。いつでもどこでも、生まれ変わることとは? と頭
の中は「?」で一杯。

 電波さんな私は時々、自分の中に他の人の思考や感覚が入ってきてその者と話をしてし
まいます。その時、生まれ変わること、について色々聞いてみました。言葉では無いです
が、映像を見せてくれました。大きな木(ユグドラシル?)に魂は吸われて、たくさん分
かれている枝の葉になります。葉がまた落ちるとそれが養分になり、吸われてまた葉にな
り、段々上の方にいくと。その木の上の方は遥かに伸びていて視えませんでしたが、もう
少しで生まれ変わるということは? の答えに届きそうな気がしました。

 途端に後ろの者(?話していた者?)から、慌ててつながりを切られました。彼が言う
には、そこに手をかけてしまったらお前を連れていかなければならない。それはしたくな
いから、そこまでだ。それ以上は視てはいけない、知ってはいけない、と厳しさの中に優
しさを含めた気配に警告されました。今回のことにより、前世の記憶を持って生まれる事
は出来ない。前世の記憶は生まれ変わった人生を幸せにすることが出来ない、と納得した
私はそれ以上の探索を止める事にしました。

 最近、私は思います。生まれてからも前世の記憶が断片的にあっても無くても変わらな
いけど、記憶のある人は本当に自分の生を幸せに生きる事が出来るの?と。

※その大木は黄金の輝きを放っていませんでしたか?
 文月さんの後ろのお方は随分優しく、甘いのだなと思いました。
 前世の記憶があっても幸せになれます。むしろ、記憶のある人生の数だけ幸せにならね
ばならないのです。
 そして魂のあり方を知らないと『救済』に至りません。それが悪魔の魂であろうと、全
ての魂の救済がなされねばならない理由が理解出来ないでしょう。
 

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