【普通の話】心霊画像について
何通か「普通の怖い話をして下さい。能力のある方しか分からない話はやめて下さい」
と言う趣旨のメールを頂いています。
そう言う話をセレクトしているつもりは無いのですが、私自身、何が怖いのか良く分か
らなくなっているのも事実です。
先日、勉強のつもりで京都の町屋で行われた「怪談の会」に出席しました。
「え!? こんなんで怖いの? もう一歩突っ込まないの?」驚きと共にそう思いました
が、会は盛況です。
私は町屋の造りや、霊道のそらし方、粗塩の配置による結界に興味が向いていました。
「この結界は誰が張ったのですか?」と訊きたいのを我慢していました。
町屋の中は禁煙でした。(T_T)
休憩時間にヤニを補給して戻りますと、一台のモバイルパソコンの前に人だかりが出来
ています。主催者の方が「慎さん、この写真どない思う?」と言います。モニターの写真
には、遠目からでも恨みがましい三十代の女性の顔が見て取れました。
「もろですやん! これもう人間やないですよ」そう応えると、「え? 神様ですか?」
と尋ねられました。
答える訳にいかず、近寄り写真を見ると、どこかの社の祭祀の写真で、社の奥の恐らく
禁足地と思える山の入り口に、カラー写真なのに白黒で道の入り口いっぱいに顔が克明に
写っていました。
尋常な写真ではないですが、明るく写った社と境内に只ならぬものを感じ、「まともな
場所じゃないですね。どこなんです?」と尋ねると、「淡島神社」との答え。初対面の人
なのに「アホかぁぁぁ!!!」と叫んでいました。(ええ。反省しています)
写真を持っていて良いのかと尋ねられましたので、「コレクションしたいなら、HDに
入れるのは不味いですね。CFやSDでもクラッシュしますから、クラウドに寝かすのが
良いです。削除した方が良いですけどね・・・・・・」
この手の寄り合いに来る方ですから、削除なんかしないと見越して答えました。
その後、勉強も兼ねてYOUTUBEの心霊動画もたくさん見ました。洒落にならない
のがたくさんありました。救いようがないのが、自ら心霊スポットへ行き撮影している連
中です。
さて、心霊写真。私も様々な神霊スポットへ仲間とお参りして、「すいません。写しま
すよ」と心で囁きシャッターを切ります。全く同機種のデジカメで並んで同じアングルで
写しているのに、私の写真は真っ黒。友人は普通の風景写真と言う事が良くあります。又、
私のには異様なモノが写っているのに、友人は普通と言うこともあります。
真っ黒に見えても、PHOTSHOPで明度を上げると、思わず声を上げるモノが写ってい
ます。
で、気づきました。
何かこの世ならざるモノが写った場合、同じアングルの写真と比べて数十メガ重いので
す。つまり、霊は電子媒体に取り込めるのです。そして、その媒体を起点に現れ、祟りを
為すことが可能なのです。
神仏の分霊と同じ理屈です。
YOUTUBEとかで「うわー! すげぇー!」とか言って心霊動画を見ている貴方。
貞子みたいにその怨霊がモニターから現れる可能性は大きいですよ。
ましてや、そんなものを偶然でも写したからと、アップしたら、只ですむわけありませ
ん。節度は弁えて下さいね。
実際、持っているだけで死人が出る映像は存在します。それをネットで流すのは貞子ウ
イルスばらまくのと同じですよ。
霊に足して節度ある振る舞いをお願いします。
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