【不思議な話】母と夢 神奈さんの投稿。 私の弟は後天的な障害があり(産道か、生まれた直後かに原因を受けたそう)、幼くして亡くなりました。 3年生きられないと宣告されたところ、倍以上生きましたが。医者はあてになりませんね。 その弟が生まれる時、予定日直前の床の中か分娩台の上か忘れましたが、母は怖い夢を見たそうです。 母は生まれてくる子供(弟)を抱いて走って逃げていて、追って来るのは母の祖母(=私の曽祖母、この時 は亡くなっていた)、 鬼のような形相で、その子を渡せ!と追ってきて、母は渡してなるかと必死で逃げて逃げて、はっと目が 覚めたそうです。 曽祖母は優しい人で、夢で見たような怖い顔は見たことがなく、 色々事情があり、母の兄弟姉妹はみな曽祖母に育てられたようなもので、仲も良かったそうです。 なので、なぜあのような夢を見たのか不思議だ、障害を持った子が生まれることを教えにきたのか、なん なのか? …と、母がむかーしに教えてくれた話です。 ちなみに弟は亡くなってからも時々母のもとに遊びに?きていたようです。 夜中、夢うつつで足元に温かい雰囲気を感じて、あ、あの子だ・・・と思うと金縛りになり、「きてる〜!」 と思って一緒に寝ていたそうです。 また、我が家は阪神・淡路大震災で被災したのですが、その直前に弟は度々きていたそうで、顔は見えないけ れど、それは怖い、怒った顔をして睨んでいるのが分かったそうです。 「なんで? なに??」と思っていたら、すぐ地震がきたそうです。 私達家族は、不思議な偶然の積み重なり(その日だけ「たまたま」という行動がいくつかあり、助かる要因に なった)で、みんな怪我もありませんでした。 母は不思議な夢を見ることが多く、同じ夢を何度も見ることもあるようです。 一例ですが、私が大学受験の大詰めの時期には、毎晩、仏壇を開けると金に輝く観音様があらわれる吉兆と思 える夢を見ていたそうです。結果的に合格して(私はギリギリ落ちそうな学校を受けていた)、それからピタッと その夢を見なくなったとか。 また、高校時代には、くらーい部屋にぽつんとイスがあり、そこにスポットが当たっていて、一人の男性が背 を向けて座っている夢を見て、「この人、私の結婚相手だな〜」と思う夢を見たそうです、それからすっかり夢 の事は忘れていたそうですが、何年も後にお見合いをして、父に会った時、急に夢の事を思いだして「あの人!!」 と思ったとか。 また、驚いたことには、母は高校時代に電車通学をしていて、車窓から見える家に、どうしても気になる、い つも目を引く家があったそうです。 それは何の変哲もない家で、なぜこんなに気になるのか不思議?と思っていつも見ていたところ、その家は父 の実家だったのです。 ちなみに私自身も、夫と出会う前、高校時代の夢で夫と会っています。 名前をテレパシー?で教えてもらいました。漢字が間違っていましたが!!(笑) 結婚するとは思いませんでしたが…夢から覚めてから一週間ほど、夢の中で出会ったその人を思って物思いに 耽っていました。(笑) お見合いではないですが、不思議な出会い方でした。 ※神奈さんの一族は霊的素養に恵まれた一族のようですね。 失礼な言い方ですが、弟さんは本来この世に生まれ出る存在ではなかったのかもしれません。そう思えば一連 の話に納得出来ます。(ご身内の霊がやって来て金縛りになることは普通ありません) 自分の人生に重要な事を夢で知るのは珍しいことではありません。けれど、結婚相手の名を夢で知るのは希有 なことですね。よほど強く結ばれたご縁でしょうから、神奈さんは幸せなご家庭を築いておられるのでしょう。 羨ましく思います。