【奇妙な話】発菩提心

千葉県に住む亜子と申します。
三十路前半、病気療養中で両親と暮らしております者です。
神様の話…と検索してこちらへたどり着き「諏訪の神様」を読ませていただきました。
感激です、我が家も諏訪の神様にまつわる話がありますのでメールしてしまいました。


我が家の参拝する諏訪神社は、地元では「お諏訪さま」として親しまれています。そこは
霊感の強い母が何故か気になり参拝するようになったと言っていました、縁といえば母の
生まれた秋田、仙北にも諏訪神社があったことくらいでしょうか。

お話は3つほどあります。
私が18の頃、以前住んでいた家の隣に家が建ち始めてから霊現象が始まり、最初はその
家の奥さんが亡くなり、母が交通事故に遭い、近所から何人か亡くなる方が出るようにな
りました。リストラされる方も多かったようです。どうもその土地、以前首吊りがあった
場所らしいんです。 
後から聞きましたが、母はその家の中に黒い人間を見るようになり不気味だったそうで…
もっと驚いたのは亡くなった奥さんがその黒い人間たちと一緒にいるのを見てしまったこ
とだそうで…
ひえぇ…です。。

そして交通事故のせいで母は身体が弱り喘息を併発し、たまにおかしなモノに憑かれたり
するようになりました。
毎日お諏訪さまに祈るばかりでした。

そしてある日、私は外出していたのですがふとお守りを見ると紐の先からぷつりと消えて
しまっていたのです。
急ぎ帰宅すると母は喘息で苦しんでおり、翌未明に入院することになりました。そこでや
っと神様の存在を知らされた私はそれまで半信半疑だったことを謝罪し、礼を言いました。

ところが退院後、母はまたおかしなモノに憑かれてしまったのです。
なぜか狐がまとわりつき苦しいと言い、見えない私と父はもうろたえるばかりでした。
……しかし突然、母は驚いた顔をすると「ありがたい」と泣き始めました。

ここから母の視点ですが、急に馬の蹄の音が聞こえてきたかと思うと家の中に入るなりそ
れらを蹴散らしたそうです。物凄く大きな馬でニオイまでしたそうです。
それを聞いた私はハッとしました、お諏訪さまの鳥居の横には大きな馬の像があるからで
す。母はその馬の像に気づいてませんでしたが(汗)
それまでよく馬の蹄の音を聞いたりしていたそうでしたが、いくらなんでも馬がいる地域
ではありません。
 
後日神社に参りその馬の像を見てみたところ…

母「間違いない」

その時、馬が目玉をきょろっとさせ母を見たそうです。

その後、そこまで酷い霊障は減りましたが母は「次に死ぬのは自分だ」と感じ、4年前に
今の家に越しました。お諏訪さまと少し離れてしまいましたが今でも毎年お参りに行って
います。


それからこれは去年、私が急性肝炎をし入院しその半年後のことです。
父方の祖母が肝臓を悪くし30代で亡くなっているので母は私のことで悩んでいたそうで
す。
ところがある晩夢を見た母…神社の境内に子供姿の私がおり、何かを暗闇の中一心不乱に
食べていたそうです。

母「あんた何食べてるの!?」

私「お菓子、神様にもらった」

母(ええっ!?神様にお礼しなくては!)

そう思った母は近くにいた人(人じゃない人だそうです…)に

母「あの、神様はいらっしゃいますか?お礼を言いたいのですが」

そう言うと社殿脇の小道に案内され、御簾の前に通されました。急ぎお礼を言う母に御簾
の中から本当に鈴の音のような声がしたそうです。

「まあ いいのよそんなこと。それよりも…」

そう言いながら中から白い綺麗な手が出てきて母の手を握りしめたそうです。

「いつも信じてくれてありがとう」

その方がそう言ったところで目が覚めた母…
何なんだろ?リアルだったな〜なんて思っていた翌日、昼間。居間に私と2人でいた時。
なんと私の中から黒いモヤモヤが出てきて玄関から出て行ったのだそうです…私は全く気
づかず。
夢と今の黒モヤの話を聞いた私は、その女神さまはお諏訪さまの奥方神さまかと思いまし
た。

そしてまたこの晩、今度は意外な来訪者(?)が…
夜窓からケサランパサランが飛び込んできたのです。私は初めて見たので大興奮!母は何
度か見たことがあるそうです。神様からのプレゼントかな、と勝手に思うことにしました。

そんなこんなで、私と母にはありがたいお諏訪さまのお話でした。

母曰わく、私は霊に頼られやすくてよくお持ち帰りしているそうなんですがお守りを肌身
話さず持ってからは減ったようです。
霊だらけの場所へ行ってしまった時も私に近づいた霊が「うわー!」て感じで離れてくそ
うです、うーん、すごい…神様最強ですね!

それと…関係あるかわかりませんが、100パー信じるわ!て想いを持ち始めてから少しだ
けど霊が見える・聞こえる頻度が増えてきました(..;)ただ近寄ってはこれないようです。
半透明のおじさんの登場や、風呂の窓に人が立てない場所に人影が登場してもお守りのお
かげか入ってはきませんでした。


長くなってしまいすみません。
ただ、これを読んでもらえたら 神様を信じる気持ちを皆に持ってもらえるのではと思い
ました次第です。
こんな私でも守ってくださるんだ…そう思うと孤独じゃない気がして、とてもありがたい
存在です。
 

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