【不思議な話】龍に睨まれた蛙
はじめまして。サスラと申します。
不思議な話をいつもありがとうございます。
私のお師匠さんの話を少しばかりさせていただきます。
お師匠さんは知る人ぞ知る神道家で、龍を家来に持つ人でした。
私のおじが何年も前に体験したそうですが、夏のある日、田舎のあぜ道を二人で歩いていたそうです。
夏のこととて、カエルがものすごい声で大合唱していたそうです。
「ものすごいうるさいですなあ!」
とおじが言ったところ、師匠は
「ほんとだね。ちょっと待ってろ・・・」
と、立ち止まり、しばし念を凝らしていました。
すると、あれほどうるさかった大合唱がピタリ!とやんだそうです。
おじが驚いて
「先生、何しはったんですか?!」
すると
「ちょっと龍を呼んだんや」
と答えたとか。
蛇ににらまれたカエルどころか龍ににらまれたカエルというわけで、シーンとなって当たり前のようです。
後年おじいわく、
「静かになってからえらい怖かった」とか
私の知っている人でもほかに龍を使ったり、天狗と会話したりする人がいます。
あまり表に出ることを好まない人が多いですが、陰で活躍してるようですね。
※真の能力者は自らを隠すものである。