【怖い話】落武者と猫 続いてきはさんの投稿。 これは、高校の同級生と久々に会った時の話です。 その頃、その友達(R)は、広島で、妹と暮らしながら、ほとんど休みなく働いていまし た。 久々に、実家に戻ってくるというので、遊びに行きました。 (R)はずっと、肩が凝ってる、肩が痛い。と言っていたので、働きすぎだよ。という話 をしていました。 結局、その日は、そのまま(R)の家に泊まることになりました。 同じ布団で、並んで寝ていると、なんだか嫌な空気が(R)から流れてくるような気がし ました。 とりあえず、気にせず眠り、朝になって気づくと、肩が重い。 その時は、心理的な物かなと思い、(R)に肩こりが移った。とか言いながら、気にして いませんでした。 家に帰ってからも、その重さが取れないので、なんとなく、姉に電話してみました。 肩こりが、移ったんだよ。とかいいながら。 すると姉が 「その子、どっか心霊スポットとか行ってない(お決まりですが・・)?」と言います。 「わからんけど、そんなとこ行く時間もないと思うよ。・・もう卒業していると思います し。」 「いいけん、聞いてみて!」と言われ、(R)に電話しました。 行っていないことを確認して、もう一度姉に電話をして話していると、 「あんた、絶対怖がんなすなよ。怖がると、別のものが寄ってくるけん。」 私は、その時は、大丈夫といい、何が起こっているのかを聞くことにしました。 そして、後悔しました。 「目に矢が刺さった、落武者が来てる。しかも、何も言わない。」 もう一度、思いあたることがないか、友達に聞いてみました。 すると、「実は、妹が、中絶したんよね。そういえば、その頃から肩が痛いかも・・。」 そのことを姉に報告すると、その落武者が話し出したそうです。 落武者は、若くして亡くなった高貴な方に仕えていて、その仕えていた方が、(R)の妹 の子供として、生まれ変わる予定だったそうです。 落武者曰く、妹の事情もわかるが、どうしても、生まれ変わらせてやりたかった。という ことでした。 ご供養の方法を姉に聞き、(R)に伝え、とりあえずは、一件落着。のように思えました が、落武者を想像して、私は、怖がっていました。 そのせいか、ラップ音も出てきました。 寝るとき、怖いな、猫を連れて上がろうかな。と思いましたが、その頃、猫が2階を嫌が って、なかなか上がってこないので、途中で逃げられた方が、余計に怖い!と思い、その まま一人で、2階に上がろうと決めました。 すると、珍しく自分から、私に付いて2階に来てくれました。 無理やり連れてきても、すぐに下に降りていたのですが、その日はずっと傍にいてくれて、 金縛りにあいましたが、猫の重みを感じて安心して、また眠りに落ちることができました。 明け方になった頃、そっと私から離れ、下に降りていきました。 しばらくたって、姉と話すと、落武者が、きれいな格好をして、その高貴な子供と挨拶に 来たよ。と言っていました。 その子供は、(R)に妹のところに。 経ちゃん(落武者に名前を教えてもらって、愛称です。)は、うちの実家と姉のところが 気に入ったらしく、そのままいるということを、言っていたそうです。 それからはしばらく、誰もいないところで、物音がしていましたが、経ちゃんが来てる。 と思うと、怖くなくなりました。 猫と姉に助けられた話です。 ※きはさん程、霊体験が豊富なら、慣れてしまうように思うのですが、まだ怖いですか? ※怖がると霊が面白がって寄って来るので、決して怖がってはいけません。 ※猫は陰陽道では陰に分類される。霊獣です。除霊出来る猫もおります。 ※落武者(平家?)姿で現れる霊は侍の覚悟が出来ていないので、叱りつけましょう。w ※体が欠損した醜い姿で現れる霊は「綺麗になって出直せ!」と怒鳴りつける位の気迫を 持ちましょう。