【不思議な話】見ちゃった 文月さんからの投稿。 学生時代、私の父が生きていた頃のお話です。 私が高校生、妹が中学生の頃、確か2月で学年末テストの前のお話です。 2月の学年末テスト前でしたので、妹の部屋にコタツを置いて、妹と2人でテスト勉強を していました。 夜も更け真夜中になったため、勉強を終わらせ寝る事にしました。(身体には悪いですが) コタツを片づけるのも面倒、寒かったので、そのまま妹とコタツで寝る事にしました。 寝る時は、向かい合わせではなく、角を挟んで私、妹と横になりました。 部屋の電気を消し、うとうと眠りにつこうとした時に私はふとぼんやり目を覚ましました。 眠いながら、寝ぼけ眼で目を開けると、目の前に誰か女性が正座をして座っているのです。 白い着物を着て、小柄で、髪は黒く、昔風のパーマをかけている中年の女性でした。 コタツの角を挟んで、私と平行な形で寝ている妹をじっと見つめるように、私に背中を向 ける形で正座をしていました。 その女性は向こう側が透けて見え、要は半透明でした。 20数年経た今でも思い出すことが出来るくらいです。 そんなありえない状況でしたが、不思議と私は怖くなく、あれ、誰だろう?とはっきり見 ようと目を開けましたが、その途端、何もなかったようにその姿は消えていました。 その後、不思議なことにすぐ寝入ってしまいました。 あまりに不思議だったので、翌日に母にその話をしてみました。 すると母は古い古い白黒の写真を出して来ました。 その写真は集合写真でたくさんの人が写っていました。 母はどの人?と私に聞きました。 私は、夜中のイメージのまま、この人、ある女性を指すと、「これは私の母よ。不思議な ことがあるものね。」そして母から祖母の様子を聞くと、私が夜中に見た女性そっくりの 外見だったのです。 でも、不思議と怖くは無かったです。身内だから怖くなかったのかな。。。(あまり視るこ とは無いのですが(^^;)) ※ここまではっきりと見えるのは珍しいですね。敢えて見せる必要があったのかもしれま せん。 ※幽霊は必ずしも怖い者ではありません。害意の無い霊は怖くありません。