【怖い話】結界?

  しろたろうです。

  小学生の頃です。
  当時私は、ナウシカにはまり、自然と一体になって
 (なったつもりになって)野山を歩き回るという、
 とっても痛い子でした。

  このとき歩き回っていたのは、昔、修験道の
 行場だった山のふもとです。

  さて、そんなある日、それまで通ったことのない
 新しい道を通って山に分け入りました。
  途中、滝があり水車小屋みたいな家を
 見たような気がします。昔風の変わったところだな、
 と思いました。

  どんどん登っていくと、開けた野原のようなところに
 出ました。
  そこで、地面に道を横切るような感じで一直線に竹の
 枝が刺さっていました。
  なんだろう?と思いましたが、気にせず進もうとすると、
 竹のあたりから、
 男性の声でお経のような詠唱が聞こえるのです。
  少し後ろに下がると聞こえなくなるのですが、
 近づくと、聞こえます。
  どうも、地面の下から聞こえているようです。

  地下に道場でもあって、お経を唱えているのかな?
 と思いましたが、なんとなく、引き返しました。

  その後、ゼンリンの地図でそのあたりを見てみると
 ●の教団という宗教団体らしい名前が載っていましたので、
 修行用の施設だったのかもしれません。

※また、異界へ紛れ込まれていた様ですね。
※竹の管からお経が聞こえるのなら、それは即身成仏の修行をしていることになりますが、それとは違うようです。
※状況からして、宗教団体の地下施設ではないでしょう。
※妖怪じみていますので、引き替えされたのはご英断だと思います。
 

怖い話Index