【不思議な話】愛犬の夢

 ももさんからの投稿。

三年前に最愛の愛犬を亡くし、精神的にボロボロでした。

私自身の過失で亡くした為、自責の念は日に日に増し、

母親であり妻である私は、家事とパートをこなしながらも、仮面と心は限界でした。


毎日、お線香にお水にお菓子を取り替えながらも、(死んでから侘びてどうなる?死んで
から大切にしてどうなる?)
と、自身を嘲り、独りになると泣き崩れる。

一方で、

『神様ご先祖様、どうか愛犬が、いつも気持ちのイイ風が吹き、花が咲き乱れ、冷たい水
が湧き、休む木陰もあり、ごちそうが沢山あって、お友達にも沢山恵まれますように。私
の念が邪魔しませんように。天国で居てくれますように。』

と、祈っていました。



ある夜、全く夢に出なかった愛犬が、夢に出てきました。


私は夢の中で、

四国のお遍路さんみたいな格好をし、

何やら沢山お地蔵様が並んでいる前でお線香を炊き、愛犬の事を祈っていました。


すると突然、キラキラキラ~っと、画面全体が輝き、

天使の羽の様な羽をつけた愛犬が、
目の前に現れ、


『ももちゃん、僕はもう大丈夫だから、そんなに自分を責めなくてイイよ!!』


と人間のことばを話し、キラキラキラ~っとまた消えました。


そこで目を覚まし、今のは夢か!?本当に愛犬が出てきてくれたのだろうか!?と思案しなが
らも、泣きました↓



あれ以来、夢に出てきても、暗い夢か、

同じパターン…散歩に連れて行って欲しそうにしているが、連れて行けない…
しかも、愛犬の姿がみすぼらしかったりする…

という悲しい夢ばかりですが(罪悪感からか)、

あの天使の夢だけは、忘れられません。
忘れません。


愛犬の死が、離婚を思いとどまるきっかけとなり、

第二子まで授かり、

家族の絆を繋いでくれたように思えてなりません。(愛犬は夫が大好きだった、しかし愛
犬にとれば夫よりも私の方がボス)


第二子を出産する直前に出てきてくれた時だけは、またしてもキラキラした美しい夢で、

満天の夜空に天の川、竜が飛び交い、

流れ星に花火とオンパレード、


その空を、

愛犬が最期に息を引き取った和室で、
愛犬と並んで観ている…という夢でした。


(以上)

※霊夢(脇見せ巫女とは違う)と呼ばれる夢があります。夢で霊界と通じる夢です。
※ももさんの夢は荒唐無稽に感じる方もおられるでしょうが、霊夢の条件を備えています。
※故に、ももさんは霊界の犬の霊と逢われたのだと私は確信しています。
※心温まるお話だと思います。
 

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