【怖い話】斎宮と遭遇②

 続けて文月さんの投稿。

①からの続きで後日談です。

慎さんにものすっごく怒られた後、斎宮との遭遇後、2,3日後の事です。
お風呂に入っていると、私の右上の方に、白い光を放つ白い衣装を着た女性が「申し訳あ
りませんでした。」と悲しそうに泣きながら謝るのです。

私はいきなりだったので呆気にとられていたのですが、その女性はなんとこの間の斎宮の
ようでした。
彼女は力とともに格を落とされたようでした。
それでも白い光を放つのですから、どれくらいの力を持っていたのでしょうか。

それを見ていて私はいたたまれなくなり、私は「もういいですから、もう行って下さい。」
と言いました。
それでも悲しげに泣いており、しばらくすると彼女は、それこそ小説の表現にあるように
どろり、と溶け黒いドロドロしたものになりました。
それが私の足元に迫って来たかと思うと、潮が引くように消えてしまいました。

それからなんだかんだとお風呂に入っていると色々あり、何時になったらゆっくり入れる
のかな~と思った覚えがあります。
最近はもう気にしませんが…^_^;

※斎宮もどきの零落はお姉さんの仕業です。本当にあの人は容赦が無い。
※文月さんも容赦が無いです。ここで許しの言葉をかけていれば、斎宮もどきが存在の消
 滅に至る事は無かったでしょう。(とどめ刺したのはお姉さんですが……)
 

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