【不思議な話】鞍馬から比叡へ 日月さんの投稿。 元主人と離婚してから5年程たった時の話です。 この時、友人との人間関係で悩んでいた私は別の友人bと鞍馬寺に参拝に行く事にしまし た。 鞍馬寺まで参道を登って行く事にした私達は慣れない山道を歩いていました。 歩きながら私は、ずっと人間関係の事に気をとられながら足元を見つめつつ歩いていまし た。 と、「日月!」と大声で友人bに呼びとめられました。「何?」と振り返った私に友人bが 青い顔をして、 「急に霧がかかって日月が見えなくなったから呼んだ。」と言うのです。 でも、そんなはずはないのです。私は、足元を見ながら歩いていましたが、霧などかかっ ていませんでした。 変だな?と思いつつも2人でやっと目的地に着きました。が!違っていたのてす。 私達は、鞍馬寺を目指していたはずなのに、着いた場所は「比叡山」だったのです! 2人して、顔色を失いながら下山しました。(お参りはしましたけど) あの時友人bに呼びとめられなかったら、私達はどうなっていたのでしょうか? また、何故どうやって私達は比叡山に行ったのでしょうか? ※関西の土地勘の無い方の為に説明すると、鞍馬山は京都の端の杉の原生林が残る鬱蒼と した山奥で、比叡山は滋賀県の天台宗の総本山である。鞍馬から比叡に向かうとなると、 車でも丸一日を要する。 ※どちらも聖地ではあるが、雰囲気も祀る神仏も異なる。鞍馬を治める神は異色で金星か ら来たサマート・クラマで多くの天狗を従える。 ※日月さんとご友人が顔色を失うのも当然である。 ※常識外のお話だが私はそう言う事もあり得ると思っている。似た体験を幾つかしている。 ※その体験論から断言するが、霧は濃いミルク色の霧であったろう。異界へ通じる門が開 くときは、濃いミルク色の霧が生じる。比叡山の山門に着くまで、人気は皆無だった筈 である。 ※鞍馬と比叡ではパワースポットの性質がまるで違うので、普通なら異次元回廊が繋がる 道理も無いのだが、日月さんの強い悩みを感得した鞍馬の者が「それは比叡山に行くべ きだ」と転送したものと思われる。 ※ちなみに、姿が霧に隠れたり、乱れたTVの画像の様になることは霊地ではしばしば起 きる。神隠しの前兆で特殊な気質の人がなる様である。