【怖い話】山奥の落武者(その後)
朝子さんからの投稿。
山奥の職場の寮付近で落武者を見た続きです。
当時は両親のご縁ある僧侶の方に供養を教わっていました。
今でも印象に残っているのは、供養開始後に落武者が数名現れて、「甘い物が食べたいの
です、どうかお願いします」と恥ずかしそうに言ってすぐ姿を消したこと。
正直、可愛く思いました。
すぐ饅頭や果物を、お供えしました。
特に好評だったのは、柿でした。
「柿じゃ、柿じゃ!」
と、彼らは大はしゃぎで喜んでいました。
供養には食べなれた物や好物が良いのだと実感しました。
あと私の部屋に入る時に、「今、失礼してよろしいか?」と必ず一声あるのが、とても好
印象でした。
今でもお供えをする時は彼らを思い浮かべます。
どうか成仏して心安らかな状態であることを、願うばかりです。
※私自身、霊に供養を頼まれたことはあるが、朝子さん程、視覚的に見えたことも、声を
聞いたことは無い。朝子さんは見えすぎるので心配になるレベルである。
※朝子さんが優しいと思うのは、供養後に甘い物をねだられ応じている箇所である。私な
ら供養が済んだ段階で「甘えるな!」と一喝している。
※霊の供養に生前の好物を供えるのは鉄則である。お墓参りには個人の好物を供えて欲し
い。私の身内はヘビースモーカーだったが、お墓に火の付いた煙草を供えると、みるみ
る三本くらい灰になる。
※現れるのに声を掛けて断るのは、浄化が完了している証拠なので、「早く成仏しなさい」
と諭すべきだろう。
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