【怖い話】京都観光
じゅんといいます。
偶然こちらに飛んできまして、楽しく拝見しています。
私自身にはあまり不思議な事はないな~、なんて思っていたのですが…
ありました。微妙過ぎて忘れていたのですが(笑)
7年ほど前になるでしょうか。
冬に友達と2人で京都観光に行きました。
「そうだ、京都行こう」のポスターにも採用された四角の窓と丸の窓があるお寺と、貴船
神社に行ったのを覚えています。
私は以前からあの二つの窓が見たくてルートの中に入れたのですが、ガイドブックで調べ
てみると…なんと、血天井もまつられているではないですか!
「えー、そうやったんやー。大丈夫かなぁ?でも有名な場所やし、たくさんの人が窓目当
てに行ってるからきっといけるやろ!」
って気楽な気持ちで行っちゃったんですね。
実際、窓は本当に絵のようでとてもきれいでした。
そして血天井は…生々しくって、私たちはただただ「すごいね」と言うことしか出来ませ
んでした。
他にも観光客の方がいて皆さん窓の写真を撮っていたので、私たちも窓の写真は撮りまし
た。
でも天井は絶対にあかん!って思って撮りませんでした。
その後貴船神社に行き、お互いその日は何事もなく京都観光を終えたのですが…
次の日仕事に行くと、何か違う、あれ?ゾクゾクする?って感じがしたんです。
風邪でもひいた?とも思ったんですが、どうも違う。
寒気が背中の真ん中、特に首の方からくるんです。
首の後ろから冷たい何かが入ってくるような、何とも言えない、今までに経験した事のな
い、そんな寒気が止まらなくなりました。
それで訳もわからず1人でぶるぶる震えてたんですけど、その時ハッと思い出したんで
す!
「そういえば昔聞いたことあったよな?何かが取り憑くときって背中の真ん中からはいり
やすいって!」
すぐさま私は携帯に残していたあの二つの窓の写メを削除し、ただひたすら呪文のように
つぶやきました。
「ごめんなさい。私は何もできません。なのでお帰りください。」
そのようにして5分ほどたったでしょうか。
急にフッと身体が楽になり、寒気も全然感じなくなりました。
本当に、え?今までの何やったん?てなくらいにものすごく呆気なく。
で、その後は普通に仕事して普通に家帰ったんですが、一緒に京都行った友達はどうだっ
ただろう?って思って。
いやいや、何ともないでしょー、今日のはただの私の体調不良やろ!と、思いつつ友達に
メールしたんですね。
するとやっぱりというべきか、彼女も体調崩していました。病院行っても原因不明。
しかも3日間仕事を休むはめに…
いくら観光地とはいえ、いわくのある場所には行かない方が良いのでしょうか?
私はあのお寺だと思ったのですが、友達は貴船神社が原因だと思っているようで「貴船神
社にはもう行かない」と言ってました。
貴船神社は大好きな場所で私はそれまで何度か足を運んでいるので、きっと違うと思って
います。
それとも本当に2人ともただの旅行疲れ?
ごめんなさい、変なしめくくりで。>_<
思いのほか長くなりましたが読んで頂きありがとうございます。
※そのお寺。名前は推測出来るのですが、聖域です。窓の写真は直接の関係は無いでしょ う。
※「直感は外れない。外れていては直感では無い」と言います。じゅんさんの感じた冷気
の正体は血天井なのでしょう。ただし、お友達は違う可能性があります。
※じゅんさんは血天井に思いの外同情の念を抱いたのではないでしょうか? 肩胛骨の間
の背骨から入って来る霊は身体を乗っ取ろうと言う悪意を持ちます。また左側から来る
輩は質が悪いです。じゅんさんは念でこれを祓ったのです。
※貴船神社は静謐な気を持つ霊場ですが、昨今、丑の刻参りを行う不心得者が増え、陰の
気が漂っています。ご友人はこれに反応されたのかもしれません。
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