三輪山探訪記(7)


夜の大神神社。光り輝いているがライティング装飾されている訳ではない。


 みなさん、どうも。
  SINです。
 精神的にも肉体的にも疲労しているので、簡易バージョンです。
 特筆すべき事のみ書きます。
 代わりと言ってはなんですが、写真を増やしました。多少重いページになりますが、
ご容赦の程、お願いします。m(__)m

 雨の中訪れた長岳寺ですが、PITさんが選ぶだけあり「逸」なスポットでした。
 まず目を引いたのは、駐車場側の石仏・石碑がまとめて置いてある場所です。
 追い出されて捨てられた。そういう怨嗟の空気を漂わせていました。
 山門前には巨木を利用して巨大な注連縄を張ってあります。
長岳寺の注連縄。これだけで只の寺ではないと知れる この怨嗟。感じる事が出来ますか?
 どうやら空海の名の下、なにかを封じたいようです。
 境内に入り目につくのはまずは池。鐘撞堂の辺りの広場(エネルギースポット)。
そして山です。山は竜王山と言います。
廃棄せざる得なくなったお札を燃やす私と見守るPITさん。(^^; 長岳寺エネルギースポット
長岳寺のお不動様。もはや仏教の手法からかけ離れている。
 龍神信仰の方々が修法する場所であったのを横取りして封じた気がしました。
 山を右回りで参拝させるのも抑えなんでしょう。
 私とPITさんは龍道を見つけたので特攻かけます。
 ついでに池のほとりで落ちてしまったお札を燃やしますが、しげさんがこれを写真
に収めているとは思いませんでした。
 イザナギ神社は海の香りを訴える人が多かったようですね。
 ここのモノの出自が分かると言うものです。
イザナギ神社。古墳を破壊して作った神社だ・・・・・(-_-;) イザナギ神社ご神木。私は涙が出そうになった。
織田信長を祀る神社。なぜここに祀るのか? 信長君のお社
 信長君もいましたね。
 ここで仕掛けられた呪法は悪意に満ちていてキライです。
イザナギ神社稲荷遠景 イザナギ神社稲荷・本殿以上の異彩と威厳を放つ
イザナギ神社本殿・どしゃぶりだったと信じますか? イザナギ神社の隅っこ。狂気じみた悪意がある
 石上神宮は訪れるのは二度目でした。
 前回は霊団が警戒と示威行為をしたのですが、雨で機嫌が良いのか、無警戒です。
 出雲武雄神社が異彩を放っていました。
石上神社龍の絵。立体的に見えますね。 石上神社内出雲武雄神社。丸いものがなにかは、各自ご判断下さい。
(検閲削除)

 余談ですが、休憩所の龍の絵は逸でした。
 食事前に逸アンテナに引っかかり立ち寄った夜都伎神社は哀れの一言。拾う所でした。
古墳の横に建てられた神社です。しかし、大切にされているようではないようです。
 論より証拠。写真をご覧下さい。
由緒書 禁足地
本殿 井戸をなぜこう扱う・・・・・(▼▼メ)
 旅館「大正楼」はここ自体「逸」なんで面白い。
 なんだか鬼畜したと言う噂があるがきのせいにします。
 夜の大三輪神社・狭井神社参拝は蛮行と言えます。
 ただ言い出しっぺのH2さんの意図は分かるので同行します。
 全員来るとは思いませんでした。
 あくまで自己暗示の世界ですが、結界を張ります。
 みなさんになるべく離れないでくれと行ったのはそのためです。
 たいていの方は参道の進行方向しか見えないようにしたつもりです。
 私的にはルミナリエの中を歩いているようでした。
「いかなる眷属ぞ?」などと声がしたのは気のせいです。
 白い猫が守ってくれるんだな・・・・・(-人-)
 PITさんに「メンチ切ってはいけませんよ。あちらも仕事ですから」と注意されま
す。
夜三輪遠景。どこまでが人工の灯りなのだろう・・・・・ 夜のお手水
夜三輪ご神木(なんでこう輝くのか・・・・・) 夜の市杵島姫(凄まじいの一言につきると思う)
夜の狭井神社・注連縄が・・・・・(゚-゚;;タラ〜
 狭井神社では水が血に見えると騒いでいた方がいましたが、あれはライトを当てる
方向が間違えてます。
 腹が据わってしまったので、「このまま登りますか?」とH2さんにもちかけま
す。「入山料は払いませんよ」と答えます。
 二人とも半ば本気であったと思います。
 さて、帰りの方が辛いのがこういう行為の常です。
 橋の結界で気を抜きかけたら、いきなりMさんが横を向くので思いっきり引き戻し
ます。「見るな!」
 泣きかけていました。
 仕方がないから数珠を首にかけます。
 鳥居を出る時には五芒星結界を切ります。
 参道の終わりでは背中を向けて立ち止まり、全員通り過ぎてから、切れて余った念
珠の玉を背中越しに投げました。
 落ちる音はしませんでしたね。

 翌朝、雨は止んでいた。
 宿の方に顔を覚えれたようで挨拶を受ける。
 Mさん、のれんれんさんは、なにやら怪異があり眠れなかったようだ。
 H2さんは衣擦れの音がしていたそうだが・・・・・
 大三輪神社ではTさんご家族が先に行っていた。お初である。
 旦那さんはいかにも「Tさん」の旦那さんだなぁ〜と思う包容力のある方だった。
  もう少し「ヤクザ」入っているかと思ったが・・・・・バキッ(.☆)\(^^;

 三輪ではまた、猫を見る。
 市杵島から狭井神社の手前で首を捻る。
 参道もそうだったが、いままでとは「気」が変わっている。
 入山するとそれははっきりとした。水気と緑を含んだ気だ。それが重く感じる。
 御滝場でいったん全員集合を確認。次の岩磐でいつも通り休憩となるが、リタイア
かなと思っていた。
 ただ、下腹部が温かいので力が出る。なんでかなと思っていたが、最強装備を腰に
くくりつけていた。その水晶玉が柔らかで温かい波動を出している。
 H2さんが気にかかる。
 どうしますと尋ねると笑って「ここまで来たら同じでしょう」と言う。
 子供達の元気を羨ましく思いながら登ると、唐突に気が晴れる。
 昨年の楽な三輪の気だ。
 新しい勢力が下から上がってきているのかもしれないが、ここからは解放された三
輪である。
 頂上はすぐだった。
 座って休憩していると、Tさんの旦那さんが娘さんを通じてウイスキーをキャップ
でくれる。
 これは私の体に入るけど、捧げものになるんだろうなと思い飲む。
 良い香りがした。
 しばらくすると霧が出て来た。その変化の様は大変面白い。
 日向社にかかる霧は特に色々姿を変える。
朝の大神神社。トップと比較して欲しい。 三輪頂上の霧。言い切るが普通の霧ではない。
新しい三輪禁足地 新生した三輪への道・・・・・
 奥津岩磐へ向かう。
 全員いたようなんで、昨夜の一件で所用が生じた隠し岩磐で一人で行く事にする。
 Tさん達がついて来ようとする。
 本来ならこんな面白い場所があるんですよと紹介しないといけないのだが、付いて
来るのを止めてしまった。わがままでごめんなさい。
隠し岩磐・通常の経路では見いだせない。この霊気分かります?
 隠し岩磐は冬至の太陽を拝むように3基ある。
 桧原神社からまっすぐ登ればここへ至るであろう。
 つまり龍の道に位置する岩磐だ。
 祭祀も異なり、ここでは稲を注連縄にくくる。
 岩の性質も違う。奥津岩磐などに比べると青みがかっている。
 ちゃんと岩磐に向かい座る場所まで用意されている。
 昨今はあまり利用する人も拝む人もいないようだが、その分汚れが少なく助かる。
 結跏趺坐して瞑想に入る。
 岩磐が深い青の光を放つ。
 しばし定に入ると、眼前の光景が吉祥龍穴のあの磨かれた巨大な岩盤に変わる。
 ここはあそこと近いのかと思う。

 しばらくすると、人が降りてくる気配がある。
 迎えに来るには早いなぁと思うが、定は解かない。
 関係ない人なら気づきはしまいとも思う。
 その人は道で立ち止まり、奥の私を見つけてようだ。じっと見る。
 視線が力を持っている「何をしている?」そんな避難じみたものも感じる。
 その人はそのまま下に降りた。
 関係者ではないのかと思っていると、背後5メートル程の高みで枝が折れる音がす
る。さっきの気配だが、これは普通の人の行動ではない。
 振り返ると青い作業着のようなものが目に入る。
 伐採業者の方だと思い、再び、行に入る。
 業者の方は枝に安定して座ると、じっと私の背中に視線を送る。
 ただものではないなと思う。
 人に化けた天狗か、山伏の経験がある業者かいずれかだろうと思う。
 こちらの修法を観察はするが、邪魔をする気はないらしい。
 鬼払いに良いと思い、利用させて頂く事にする。
 座る岩が熱を持ち、その熱が背骨を循環しだした所、離れた所に置いてあった携帯
が鳴る。
 しまったと思う。時間を忘れていた。それにしても向こうにはPITさんがいるか
ら、私がいる場所は分かりそうなものだがと思いながら、定を解き、荷物の側へ行
く。近づいたら、携帯は止まった。
 すると背後で携帯が鳴る。振り返ると木の上の業者の方だ。
 良いタイミングで鳴るなと思っていると「SINさんなら目の前にいますよ」と聞
き慣れた声がする。
 笑いながら木からおり、近づいて来たのはPITさんだった。
「邪魔しちゃ悪いからね」そう行って苦笑する。
 いかにもPITさんらしいなと思う。
 ふとチビ水晶を見る。登山前より透明度が増している。
 ここはそういう場所なんだと改めて思った。

 食事の後、車で行ける所を後ひとつ回ろうと言う話になった。
 高鴨を思いつく。
 これが大変な失敗で、皆様、特に運転手の方々に迷惑をかける。
 葛城の結界は、相変わらず空気が剣呑で胸苦しい。
 高鴨につくと穏やかに変わる。
 ここはお守りがレアなので、みなさんに勧める。
 みなさん、思い思いに探索をされている。
 私は神木と、池の向こう側の滝と川の緑のスポットにしか用がない。
 神木の気を頂き、川辺に行こうとすると杉山さんが電話参加。
 良い場所にかけてくる。(⌒_⌒)
 よほど来たかったのだろう。次回は行こうね!>杉山さん
 谷底の緑と川を覗くあたりで座っていると。PITさんが横に腰をかける。
 ヤタガラスの交通安全ステッカーを買ったんだと見せてくれる。なんだか可愛く感
じる。

 一行はここでいったん解散になる。
 八木の駅前でPITさんも解散。
 残りは軽く食事になる。
 この頃には私は疲れ果てていた。
 M/A-Shadowさんが話しかけに来てくれたのだが、満足な対応が出来なかった。
 M/A-Shadowさんごめんなさい。

 なんにしろ7回目と言う三輪探訪は終わった。
 私的には大変な数字だと思う。
 感謝をささげておきたい。

旅行記INDEX