旅の思い出(^^; by PITさん
※下記の文章はFKYOTOにPIさんがアップして下さったものです。私や修羅さんの
レポートと読み比べると面白いかと思います。
なお転載に快く承諾して下さったPITさんにお礼申し上げます。
先にお二方が詳しく書かれているので、私の視点での三輪山です、
変な部分も多いと思いますがお付き合い頂ければ幸いです。
事の起こりは、某PATIO主催のRT会議でしげさんが三輪山に行こうと
SINさんを誘った事から始まりました。この時、居合わせた私も参
加を呼びかけられまして同行させて頂く事になった次第です。後の話
を聞くと少し複雑だった様ですが(^^;。ともあれ、三輪山と言えば酒
井勝軍氏(SakaiKtutoki)がピラミッド日本発祥説を説いた山と記憶し
ておりましたので、どうせなら夏至の朝日など拝めたらと提案しこの
日取りになった訳です。(ボーナス後ってのもうれしいし(笑))
21日(土)チェックインより早く着きすぎ散策の後15:30頃
、三輪大正楼チェックイン、旅装を解き雑談、SINさんにお守り兼
、杖かわりの柳生流の木刀など見せてもらい美しいながら、木の折れ
ない部分を使って握りや長さのバランスのとれた職人芸に関心しなが
らも、中庭の灯籠の方から妙な視線を感じる。
そろそろ慣れなきゃいけないななどと思いながらも「あの、灯籠っ
て何かありますかね?」とSINさんに聞きましたが、特に無いとの
こと、神経過敏になっているのかと苦笑。
しばらく落ち着いていた後、下見に行く事になり玄関に行く途中、
灯籠の影に変わった(翁の)鬼瓦があり「さっき感じたのは灯籠じゃ
なくてこれでしょう」とSINさんに、「さっき見た家の瓦と同じだ
」と修羅さんに言われ、そういえば見覚えが。
実際、三輪の周辺は瓦を煉瓦変わりに使っているお宅が多く鬼瓦な
どは門や庭に飾ってあったりしているので、流行っているのか位の感
想でした。
一行は合流の時から、三つ巴の鳥居や大神教の事が話題になってい
ましたので、大神教から大神神社と廻るルートにして歩き出しました
。「確かこの家の屋根にあったんだよね」と修羅さんが言うので見上
げてみましたが、そこにあったはずの鬼瓦が無くなっていました。
なるほど、追いかけてきたのかと、あの視線にも納得がいきました
。
大神教本廟を参拝、早く着きすぎて散策していた時は手にしたくな
かった参拝者用のパンフレットを頂き弐の鳥居へ、ここで線路にあた
る度に距離感と方向感覚がおかしくなるのを感じながら。
弐の鳥居の先は、森と参道を水で分けており左右の溝を清い水の音
が心地良いです。ですが次第に喉元が締め付けられる感じがしてきて
これは境内まで続きます。
鳥居は結界の意味のあった太古の様式を残したもので二本の柱にし
め縄、昨今は手入れも大変だろうな。
境内は、木漏れ日を集めた様な明るさの空間で、いつしか呼吸も楽
になり、なるほどここがと言う荘厳な雰囲気なのですが、同時に深く
安らぐ不思議な場所でした。
拝観を済ませ、ご神木をみると二本の杉が仲良くくっついており、
まだ生命力を発散する立派な樹でした。ふもとのスサノオ神社のしめ
縄のシデにこの枝を使ったのかと考えると、近所の神社との縁の繋が
りの深さに怖いものを感じました。SINさんが呼ばれると盛んに言
う方向が「スサノオ神社」ー「神宝神社」のラインの延長線に近い事
から帰ったら神話を読み直さなけりゃなどと考えながら、警備員のお
じさんに登山経路を聞いているSINさんに合流。ちょうどおみくじ
を引き終わった修羅さんと三人で登山口の狭井神社へ。
狭井神社までの距離はそれほど遠いものではなく、参道と変わらな
い位の距離だった様に記憶しています、この行程でまた呼吸が苦しく
なりだしよく思い出せないのが現状ですが。
狭井神社は、大神神社とご神木以外作りが似ている気がしました、
ひょっとすると狭井神社を元に大神神社を建立したのではないかと、
その時は感じましたが、今手元の資料を見ると何故そう思ったのか判
りません。
すでにご祈祷を受けいる方がいましたので、遠巻きに観察などしな
がら「尿道結石は辛いよな」などとご祈祷を受けている方に一抹の同
情の念が沸きながら、見回すと小雨の様にオルゴンが降るのが見えし
ばし唖然とします。
SINさんは神官の方に入山の手続きなど問い合わせている所でし
た。入山には記録に記入をし襷をかけ入山し、何も残さない、何も持
ち出さないが基本に、写真撮影及び調査禁止など厳格なものでした。
この手の規則に意味のないものが無いのは別件で承知したおりまし
たので、狭井神社 狭い井戸、人は通れるが竜は通れないか、なるほ
ど、良い名前だなと思ったものでした。
みると左側に霊泉があり、皆、持参のペットボトルなどに入れて持
ち帰ります、この日は朝から下痢気味でもあり、霊泉は明け方2時か
ら6時の間だしか飲まない(だから正月位ですね(^^;)習慣ですので
入山当日は、口を濯ぐ位しか出来ないな等と思っているうちに説明も
終わり、明日の集合時間など決めました、ここでこれが最後と思って
SINさんに「本当に登るんですね」と聞くと「PITさんが言い出
したんでしょ」そうなんだよな(^^;
「でも、オルゴンが縦に降っているんですよね、ここって」
「あ!やっぱりみえます(^◇^;」
「オルゴンは物理ですから(^^;」
「で?どうします(・_・)」
「登ります(^^)/」この時はもう怖いと言うより登ったら良いことがあ
りそうな期待に変わっている自分が不思議でした。
それでも、参道から続く森からの視線から警戒されているのは相変
わらず、あからさまでしたので、車用に作った護符は忘れずに持って
行こうと忘れっぽい頭に刷り込みながら大神神社に向かいました。
狭井神社を後にした、我々一行は鎮女池のちょっと前でンコ座りを
して休憩、人通りの絶えた頃、ペットボトルを手にした女性が狭井神
社から降りて来ました、するとSINさんが「私と同類だ」と言って
彼女を見つめています。
そうか、あんな若い身空でレス餓鬼なのか
バキッ(。☆)\(ーー;と心で
ツッコミを入れていると、池の方を向いた彼女が、長々と合掌してい
ます。
はて?これだけの人が行きに気が着かないなんて事があるだろうか
。ふと見るとSINさんも、彼女の方を見つめています。これは、意
識無意識になにか交信しているんだろうと、成り行きを眺めています
と、満足したのか、スタスタと彼女が降りていきました。(これは、
ひょっとしてフラれたの?(◎▽◎)と、思ってSINさんを見ました
が、そういうものでも無い様です バキッ(。☆)\(^^;)
ここで、我々も大神神社に向かい歩き始めた訳ですが、どこかで家
を建てているのか金槌の音がします、そういえば、弐ノ鳥居の線路側
の方で工事中のお宅があったっけ.....まてよ、方向が違うな、
音の方向じゃ森の中じゃないか、と、思っているとSINさんが立ち
止まり周囲を見ています、右手の森にいる3人が気にいらないのかな
と、思っていると、また歩き出します、どうも釈然としない様子で。
この頃になると金槌の音が澄んだ音になっており、これは金槌じゃ
ないなと、思っていると、またSINさんが立ち止まって「なにか、
音が聞こえない?」と言う事になった訳です。今思い出しても、澄ん
だ良い音でした。
この時、周囲を見回したら、左手の森(山側)の木の影からこちら
を覗いている女の子がいました、人じゃないのはすぐに判ったの(裸
でいる訳ないもんな(^^;)ですが、悪いもの(邪気や悪意のたぐい)
はないので、SINさんに「私は、霊感が無いのでよく判りませんが
、左手の森の女の子は、SINさんの知り合いですか?(瓦の事もあ
ったし、取りあえず怪しいものはSINさんの知り合いにする私(^^;
」と聞いたら、「なんだ、見えるんじゃないですか」との事で、やっ
ぱ見えない類のモノだったか、でも知り合いじゃ無い様でした。
社務所に着く頃には団体さんなどもおりまして、結構賑やかになの
に元気付けられた様に、食事の時間まで散策という事になりました。
そうなると、SINさんが何に引っ張られるのか興味が湧いてきま
して(^◇^;一行は、神宝社の方へ。そこは、右手に土手がある森の中
にありまして、土手の方は縄が張ってあり行けない様になっています
。そこで、悪い子のSINさんは バキッφ(。☆)\(^^;「ちょっと、見
てくるわ」と言って縄を潜って土手の方へ、修羅さんと私は、お互い
肩をすくめ合い、成り行きを見守る事になったのですが、SINさん
の姿が森の中に消えてから木々がざわつき出した様な気がして「神隠
しはやだな〜」と思いカメラを修羅さんにあずけ、後を追おうとする
とひょっこり姿を現せました、なにか後ろ髪を引かれる様子で土手を
降りようとすると、いきなり立ち止まって悩んでます、聞けば蜘蛛の
巣を張られてしまったそうで(^^;気を取り直して、指を鳴らすと(こ
の仕草は映画「ファンシー・ダンス」のお坊さんがトイレを使うシーンで見られます。
バキッ(。☆)\(^^;
)木刀で蜘蛛の巣をどかし、SINさん3*歳3児
の父 バキッφ(。☆)\(--;は無事帰ってきた訳です(^◇^;ヨカッタ
ヨカッタ
大神神社の反対方向へ向かいスサノオ神社に行こうと言うことにな
り、歩き出すと何か社があります、一通り走破しないと気が済まない
一行なので、そちらに歩を進めますと(゚゚;あら?お稲荷さんだ。
ここにお稲荷さんを奉っちゃった人達っていったい(^^;
一同、ポカーンと違和感のある、その赤い鳥居を眺めていますと、
いきなりSINさんのPHSが鳴り出しました。((..?なんで電波が
くるんだここに?)
この心臓鷲掴みなタイミングに一同顔を見合わせます。
この世じゃないあたりからの電話だったら嫌だなぁ、という顔をし
ながらPHSをとったSINさんの顔が一瞬の後、ほころびます。
どうやら、翌日予定の大阪オフの打ち合わせの電話でした(^◇^;
謎の人、ナイスな電話ありがとう(^^)/いっぺんで涼しくなっちゃ
った(^◇^;
軽い打ち合わせと雑談の後、スサノオ神社に向かいますが、駅から
標識をたどればなんとか辿り着くのですが、逆方向からだと民家の間
にあるためかなり難しい位置にあります。弐度目でしたが私にはさっ
ぱり判らなくなってしまいましたが、修羅さんが道を覚えていてくれ
たのでなんとか到着(^^;
参道はL字で、社は三輪山を背に建ち小さっぱりした神社で、近年
建て直した様子でした。後に聞いた話では、この時、黒い犬が出てき
て我々を見上げてからどこかえ消えていったとか、スサノオと黒い犬
ってちょっと出来過ぎで怖かったです(^^;後日談ですが。
スサノオ神社から更に山のほうへ行きましたが夕食の時刻が近づきましたの
で、宿に戻ります。
φ(..?あで、何を食べたか覚えてないぞ <<中略>> 何故かハイになった一
行は食後、記念撮影などして騒いだ後、散歩がてら昼間注文してあったお酒を
取りに行く事になりました。ですが、玄関にはサンダルが一足しか無かった為
(夜中外に出る客も少ないでしょうから(^◇^;)悪い子の私はバキッ(。☆)\(^^;
先に履いて、面倒な靴紐から逃れるのでした(笑)
なかなか夜の三輪駅周辺も街灯が明るく、目的の酒屋さんを見つけお酒を手
に入れると、変な欲が出てきまして境内まで行ってみようなどと言う事になり
ました。こうすると、楽なサンダルの私が宿の人に見つからない様にお酒を部
屋まで運ぶ事になりまして(;_;)こっそり部屋の鞄にお酒を隠してから、ハイな
状態のまま大神神社へ。
線路を渡って大神神社弐の鳥居までは生活道路に面している為、灯篭の明か
りに町の明かりが混ざり見通しが良いのですが、鳥居の向こうはそうはいかな
い様子です。道の両側を照らす灯篭のあかりが終点で結ぶ山形の光点の他は闇
の状態でした。一末の後悔に似たものを感じたのはこの時でしたが、勢いも恐
いもので、一行はフラフラと大神神社 社に向かって歩き始めました。
しばらく歩くうちに目が霞み始めてきましたが、これは靄のせいだとわかっ
た頃には急な坂を歩いていく様に足が重くなり、向かい風も吹く様になってき
ました、見るとSINさんも辛そうに歩いていますが、何故か修羅さんだけ平
気な顔で歩いていらっしゃる(^^;SINさんとの会話では靄も見えないとので
、特別気に要られた様子でした。
次第に強くなってくる風のせいか左の川の方へ押される様になってきた頃、
よほど辛そうに見えたのか、修羅さんから引き返さないかと提案がありました
、よほど乗っちゃおうって気になっていたのですが、先程から社前の橋あたり
に人影があり、こちらをうかがっている様子です。影は3人、動かないのと動
くのと揺れているのだと記憶しています、本能的に背中を見せたらバッサリく
るなという感覚があり躊躇していますと、SINさんが途中で引き返すより到
着した方が良いと提案したのを機会に一同また歩き始めます、私は勇敢な方じ
ゃありませんが背中をやられるのは嫌いなもので(^^;痛ソウジャナイ。
なんとか社に無事到着すると、懐中電灯の光が踊り、巡回中の社務所の人達
とはちあわせしてしまいます、SINさんの木刀が杖に見えます様になどと考
えているうち誰何するでもなく通り過ぎます(何故かこれが一番不思議)ちと
拍子抜けして周囲を見渡すと例の人影もありません、そして嘘のように呼吸が
楽になり靄がまったく無くなっているのでした。
こういう意味でも避難所なんだなぁなどと関心しながら参拝を済ますと、帰
りの参道の気持ちの良い事は今も新鮮に思い出します。帰りがけSINさんの
途中で帰ったら冷やかしととられどんな目に合わされたかという説明を聞かさ
れ納得しながら宿への道を行く一行でした。
朝が、きました。
旅館の方に頼んでいたモーニングコールに起こされ、見回すと昨日
同様の良い天気の様です。
別室の修羅さんを起こしに行き、早い朝食を取り、駅に着いた時に
はもう、入山のメンバーがほぼ揃っており、一行は予定通り狭井神社
に向かいます。
神社は朝のお勤めのせいか、いささか慌ただしく掃除などする人な
どが立ち働き活気があります。
合流組と大神神社を参拝した後、狭井神社へ。昨日の神官が掃き掃
除の手を休め、我々に入山の説明、襷、玉串の使い方など説明してく
れます。
一同、居住まいを正し入山の一歩を進めたのでした。
入山の入り口から奥が、望めないのは道が蛇行している為、すぐ森
しか視界に入らないのが、入ってから理解出来ます。
人の手が最低限しか加えられていない道と、あちこちに存在する巨
石、追い立てる様に鳴く鳥などを楽しみながら進みますと、いきなり
私の足下をカエルが横切ります。あぶなく踏みそうになりながら歩い
ているとSINさんが「踏んでしまうところでしたね」耳打ちします
、苦笑して「危ないところでした」と言いながら、内心「血の匂い追
って下界に行く気か....気を付けなければ」と思いながら、一行を振
り返ると最後尾の修羅さんの後ろあたりが靄っぽく見えます。
「帰りは6人が7人にならない様に、しましょう」などとSINさ
んに軽口を叩くと真顔でうなずき返します、どうやらなにか見える様
です。
道筋に並ぶ格好の河を右に見ながら進むと今度は蛇が横切ります、
SINさんと顔を見合わせながらさらに進むと、道に黒い塊がありま
す、よけて進むとそれが動いて6匹の蜘蛛になりました、「見立てか
!」と思うと同時に「殺すな!」と声に出したのがSINさんと一緒
のタイミングだったのが、今思うと自分が思う以上に緊張していたの
だと思います。事実、行程の中程の滝行の場所に着いた時には、文字
通り滝の様な汗でした。
これより先は、川はありませんでした、粘土質に近い地質に幾分背
が低くなり始めた木々、それとおびただしい数の巨石や祠、通路横に
不自然な位置に置かれた△の石、それは太古より続けられた祭事と異
端者への警戒なのでしょうことは容易に想像がつきます。
そこは、神聖な空間でした。
一行はさらに、頂上の社を目指し、入山より一時間ほどで頂上の社
に到着します。
日の当たるその社は、いかにも神々しく来る者に安心感を与えてく
れます、我々は順番に参拝をすませますが、狭井神社に大神神社の存
在があるなら、ここも避難所の要素がある、可能性が....
そんな事を考えていると、しげさんが社左の道を歩いていきます。
この日入山の記帳によれば我々の前には誰も登っていないはずなの
ですが、行く先々に足跡があります。私の体重が55kgなので自分
の足跡と比較しても同じ位の身長で、いささか重い位、歩く時の力の
入れ方が均一でなにかの訓練を受けたような歩幅の人間が二名分。
この足痕がしげさんの行く方向にも続いています。先行するしげさ
んを追う様に進む一行に見慣れたしげさんのピンクのシャツが見え、
追いつくと、そこは今、神が降臨したと言われても納得がいく様な丸
石と麓に続く龍の道でした。
ここが、本尊だった様です。
龍の道は、太く蛇行して麓に続きます。もう一度書きますと、ここ
には川はありません。
畏敬と、神々しい感銘を受け、社に戻ると、陽も高くなりつつあり
ます。
しばらくここで休憩を取っていますと、近くの木の枝が急にしなり
ました、鳥はいません。「天狗が来たようですね」とSINさんがい
うのが何の不思議もなく信じられる自分を見つける頃、一行は下山の
歩を進め始めていました。
三輪山も、登りに比べ陽が昇ったせいか大分日差しがきつくなって
来ましたが、森が呼吸を始めたのか、心地よい風なども吹いて下りは
大分楽になってきました。
ふと気が付くと、身体も足取りも軽くなっています。確かに登りの
方が負荷が大きいので下りが楽なのは道理なのですが、バランスの為
後ろにそった姿勢で歩を進める為、私は下りの方が苦手ですがここの
下りは楽でした。歩くうち昨夜の参拝を思い出しあの時の感覚に似て
いるの気づく頃、SINさんもこの落差に感嘆している様子でした。
事実下りは登りに気が付かなかった色々な物が見えてきました、前
述SINさんの三霊の文字もそれでした、石に刻まれたそれに白塗料
が塗られ目立つものに仕上がっているのに気が付く人がいなかったの
で道を間違えたのを本気で考えた位でした。
誰かが、これを三塁?と読んだ時言い得て妙だなと思ったものでし
た。
その他、足音の感じからおそらく、空洞か蓋になっている石などあ
ったり、さまざまなモノが見えてきます。
ぼちぼち、すれ違う登山者も多くなってこるころ、滝行の場所まで
たどり着き、汗だくになって休む登山者達に挨拶を交わしながら、な
にか人がいることに違和感を感じるのも、なんとなく慣れてくると、
狭井神社が見えてきました。
一行は、玉串でお払いの後、無事を感謝しながら参拝を済ませ襷を
返し誰言うともなく休憩所に集まるのでした。