奈良徘徊記(PITさんバージョン)
  12/20 09:00頃、三輪山大神神社駐車場着。
 「もう門松立ってるね」と修羅さんが言います、確かに弐ノ鳥居の所
 に門松が立ち参道は仮設照明が設置されてお正月の準備の様です。前
 回の苦労(^^;を思い出すと、門松を立てた人に感謝な気分でした。
  そのせいか、参道は前回より明るい気がしましたが、右手は崖のよ
 うな印象ができてましたっけ(^^;

  大きな荷物をキャリアに積みかえて、軽い朝食を採っていると、虹
<2G>さんが、その後杉山さんSINさんと到着。お互いドモドモし
 てから狭井神社へご挨拶に行く事になり弐ノ鳥居をくぐりました。
  しばらくすると大神神社が改装工事中なのに気が付きました(^^;ウ〜
 ンこの時期にとも思いましたが、今頃しかやりようもないかと、社にか
 かる工事用シートを見上げて思いましたが、SINさんが人型の護符
 の奉納の掲示を見ながら目が点になっているのに気づき読んでみます
 と、お垢物と住所氏名を登録するものの様です、こうやって集めるの
 ね(^^;
  案内に従い歩を進める内休憩所の向こうから白木の社が見え始めま
 した。社のなかには太いしめ縄があり「大蛇かと思った」とSINさ
 んが言います。あながち錯覚でも無いのかもと思いつつ境内が妙に広
 く防犯カメラの設置まであって「あのカメラってなにが写るんだろう
 」「テープを観たいねぇ」などどSINさんと言いながら凛としなが
 らも柔らかい朝の空気を吸いながら奥へと進みます。
 大神神社から、鎮女池までやや枝がアーチ状になった道を進みます。
 鎮女池裏の池は渇水期なのか大分水かさが減っています、この場所あ
 たりは張り出した枝も減って明るいのですが、前回同様、空気が重い
 分暗く感じます。
  鎮女池の社に参拝したあと、視線を池に転じると右手に3人の女性
 の顔が出ていました、前回の方より年輩の印象を受けましたが、まだ
 犠牲が足りないのかと思うと腹立たしくも思いましたが、双方納得の
 上でやっている様子なので、狭井神社へ移ります。
  鳥居をくぐると、相変わらずその境内は光が真っ直ぐで気持ちが良
 いです、代表者(SINさん)に社務所との交渉をお任せして(^◇^;
 皆それぞれに堪能します。
  境内の隅からオルゴンを観ていた修羅さんが、「粉雪みたい」と喜
 んでいた様に今回のオルゴンは晩秋の事もあって量的には少ない様で
 した。気の柔らかさからか、登頂してしまおうかと言う意見もありま
 したが、雄神神社を廻ると行程的にチェックインに間に合わない様な
 ので予定通り降り始めます。ふと、鎮女池裏の池で足を止めると、鷺
 に似た鳥がゆっくり旋回しながら池に着陸します、思わずSINさん
 と顔を見合わせてしまいました。
  池の中に、夏至の時には見えなかった石組みが露出していました。
  一部倒壊していますが、しっかりした造りの割に古く、鎮女池の水
 を用水して近隣で使用するものなんだろう、そういえばこのあたりは
 耕地だったかも。ふっと治水工事で有名な一族の事など思い出しなが
 ら。
  SINさんは虹<2G>さんと石組みが気になるのか奥の方へ進みます
 、少し遠回りになりますがこの道でも駐車場へ行けるので、先行して
 いる修羅さん達にルート変更を伝え様と追いついた頃、SINさん達
 が引き返して来ます、なにか見つけた様子ですが一行は活日社の階段
 を登ります。
  お参りをして、見回すとお社の廻りはあまり明るくありませんでし
 た、すると悪い子のSINさんが杉山さんに右廻りで裏へ行くのを
 薦めています(^◇^;早速杉山さんが蜘蛛の巣に引っかかった様子で
 す、見たところそれほど危なそうに見えないのに蜘蛛の巣が2〜3重
 にあった様子で、興味が湧いてきました。
  杉山さんの後に続くかたちで崖のあたりを覗くと若木の幹にビニ
 ール袋が結んであります、どうもこれらしいので近くによってみると
 、オレンジの人型がゴミと一緒に入っています。このケバさはイザナ
 ギ流かな?(ちなみに、フォーラムなどにイサナギ流なんて書き込む
 と機械に良くない事が起こる様です(^◇^;皆さん気を付けましょう。
 バキッ(.☆)\(^^; )なるほど、これに近寄らせない蜘蛛の巣なのかと
 納得したところで、一行はなにか去り辛く前回行った神宝神社も廻る
 事になり、改装中の大神神社を横切り神宝神社に行きますが、驚いた
 ことに今回こちら側は非常に機嫌が悪いご様子で参道に着いた時は、
 あら真っ暗だわ(^◇^;って感じでした。
  右手の崖も前回の倍の高さに見え、一本角の鬼の顔やら社やらが見
 えます。SINさんは前回この方向から呼ばれた経験があるので青ざ
 めています。
  取りあえず、早々に退散しさらに右の奥に足を進めますと、地元の
 林業の方などが使うような道が山に続きます。
  これに興味を持ってほっておけるメンバーでないので(^^;奥へ進み
 ます。
  山道の右手は生活用水の様になってますが、引き込まれて落ちた方
 の後がそここにあります(-人-)お気の毒に、その元になっている泉に
 到着します洗礼の泉のような構造でした、昔はさぞやこのあたりもと
 思いながら、はて、どこに移したのだろうとか思いながら歩きますと
 左手の崖が開けて谷が望めます、谷の下は石畳の道が出来て三輪山
 奥へと続きます「前回、引き寄せられた方向です。」とSINさんが
 言います「狭井神社登頂ルートより優遇されているんですね(^◇^;」
 と私が言い、更に進もうとすると行く手に二人ほどにらんでいる方の
 気配がしてきます、当然回れ右しました。
  裏の登頂ルートを観て回れ右した一行は、山辺の道を平等寺方面に
 進みます。
  何か地元の習慣なのか、あちこちに塩と御神酒の跡があります、こ
 の道を進みすぎるとはまってしまいますので(^◇^;一同駐車場へ行き
 雄神神社へと向かいます。

  中白石はマークしてあったので、そこからは地図を見ながらという
 ことにして、設定(コロンブス[見鬼](^^;)し修羅さんに運転しても
 らいます。
  しばらくして三輪明神参道口から三輪駅方面に誘導するので「これ
 って行きに通った、せっまい道だね」と修羅さんが言います(゚◇゚;針
 インターから逆行するルートだから大和川沿いの狭い道を選んでる!
 (車一台がやっとなのに一通じゃない)後続の杉山さんに気の毒し
 ちゃいましたm(__)m

  慈恩寺(ジークジオン\(゚◇゚) バキッ(.☆)\(^^;)のT字路からは表道
 に出て後は中白石まで誘導まかせになります。雄神神社はナビに載っ
 ていなかったので地図と標識を頼りにと思ったのですが、甘かった..
 ..中白石からはいきなり農道になり、標識も住民の影もありません(^^;
 衛星からは野々神岳だけは出るので、杉山さん達には待機していた
 だいて、岳が北西に行かないように進みます。
  結局山道に入り岳も北西に移ってしまい二つ前のT字路で左だった
 のではと言う事になりバックする事になりました。
  「ニュートラにして、小さいレバー入れると4駆になるよ」「え〜
 4駆って運転したこと無い」「やってみよ、やってみよ♪♪」と深刻
 にならず遊ぶ二人だったりしてますが(^◇^;
  件のT字路から少し入ると建築途中の建物が、何か宗教色のある建
 物だな〜と思っていますと「あ、天理教だ」と修羅さんが言います。
  (^^;こんなとこまでネ〜とか言ってますと。修羅さんが「あった!雄
 神神社」と見つけてくれました。携帯で杉山さんと連絡し合って合
 流。

  枯れた芝生の丘に新造の灯籠のならぶ階段が、鳥居に向かって続き
 、鳥居のしめ縄のシデがおそらくは二本何者かに盗られてバランスを
 崩してしまっています。
  灯籠はシカと御霊かな?が付き、しつこい位並び鳥居をくぐると神
 水と反対にお百度石、お百度石は明治に奉納された物でした、弐の鳥
 居から奥は昔からのものの様です。
  参道を通ると流造りのお社で御鏡が祭られており、その延長線上の
 林の中に目立たない様に鳥居が設置されています。すでに神社の要を
 足さないのではないかと思われる程陰鬱してますので、奥の鳥居の榊
 の植え方に最後に残った神聖なものの感があります。

  修羅さんと私がトイレを探している間にSINさん達がどこかに行
 ってしまいました(^^;下りてきた様子がないし道は左しかないので左
 の道を登って行きますと、携帯で杉山さんと話していた修羅さん、
 が井戸の事とSINさんが登っていっちゃった(^◇^;事を聞いて教え
 てくれます。
  目の前の小屋風にしてあるのが井戸(トイレだと思った(^^;)で、
 進んでいくと杉山さんが待っててくれました。
  上の熊笹の方からSINさんの声がし、頂上に岩鞍があるのが見え
 ましたので、追いかける様にして登ります。
  相応の奉り方をすれば、良い神社になるのでしょうが、この辺を枯
 れ地にしたい人達が存在する様子です。

  岩鞍の様子は大まかに3個に別れ、内一番大きい(座り心地の良い
 )岩鞍でSINさんが座禅を組始めます(^^;貸してもらった磁石を上
 下左右移動するとその岩鞍に磁石が向きます。御影石に磁化させる技
 術っていったい(((((^^;徹夜の疲れもあったのでしょう気持ちいいと
 言って修羅さんは昼寝を始めるし(^^;エ・エレキンバン?

  我々が登ってきた方向から3人、その方向を見て左手から2人程の
 足音がガサガサするので、しばらく眺めていると、微妙に石が揺れて
 います、最初縦揺れだったそれが横揺れになって「....揺れてますね
 」と聞くとSINさんが「揺れてますね」と言います。良かった寝不
 足による錯覚じゃなかった(^^;

  地図を持ってこなかった事を悔やみながら、一同下山します。
  件の井戸に着いた時、「ねぇ、真っ暗やろ」とSINさんが言いま
 す。元は禊ぎに使っただろう物をこれだけ汚すって。
  ふと、衝動的に光透過を見たくなって、携帯のマグライトで水面に
 当ててみると、2〜3cm位しか透過しません。
  何をしているのか知りたくてマグライトを水中に入れてみます、ラ
 イトにうつったのは澱でした。循環してるでもないのに沈殿しない、
 不思議な澱でしたが、そろそろ手が痛くなってきたので引き上げ、御
 神水で洗いますが、結構しつこく痛かったでした(^◇^;

  結局、何とか修復したい人達と、壊したい人達の葛藤があるようで
 す。
  修復側は妙に慌てているようなので、最近なにかあったのかもしれ
 ません。SINさんに「最近、この辺で幼女誘拐かなにかありました
 ?」と聞いたら、あったそうです( __)_/

  北白石側から入ってきた、杉山さんたちが来る途中にあった、国
 津神社が引っかかるということで、こちらの方も廻ってみる事にしま
 した。
  入り口に明治天皇即位の石碑が方向違いに置かれ、裏に廻ると在郷
 軍人会奉納とあります。
  杉山さんが、方向が違うのではというので、「この場合方向はあ
 まり関連は無いと思いますよ」と惚けたそばからSINさんが、わざ
 と方向を変えているのをばらしちゃいました(^◇^;
  社は、大社造りと流造り合わせた造りで柱はどこかの神社の杉を使
 った為、丑の刻参りの釘の跡が多いうえ逆さに建てる念の入れようで
 した。その他いろいろといけない事がしてありましたが(^◇^;、夜に
 は来たくない所ですね( __)_/
  石上神宮に到着する頃、この辺では雨が上がったところの様で地面
 が濡れていました。
  通りから、神宮へ入り駐車場への道への入り口で、先行の杉山さ
 んの車が停車して動きません。
  駐車場が満車なのかと、いぶかっていると、SINさんが降りて車
 の前に廻ります。
  「どうしたのかねぇ?」と修羅さんと顔を見合わせていると、鶏を
 追いかけてSINさんが出てきます。
  「ニワトリだ〜」「ニワトリか〜」と大笑いしている内、一行は無
 事、駐車場に駐車、見渡すと鶏だらけです(^◇^;カラスが乱入しなき
 ゃ良いけどなどと思いながら奥へ進みます、先に駐車していた某宗教
 団体のワゴン車を横目に。
  曇天のせいもあって、ここではほとんど方向が判らなくなくなって
 しまいましたが、左手の本殿?(後、調べたところ、神殿は無く神宝
 を地中に納め瑞垣をめぐらせたとのこと)、右手に出雲建雄神社が?
 森閑とした佇まいでした。いろいろ抗争のあった所のようですね(^^;
 拝殿では先客(団体)が祝詞をあげていますので、邪魔をしないよう
 に奥の道をいきます。
  森の奥に行く小径が立入禁止なっており、子供の頃は良く行ったと
 いうSINさんは残念そうにしています。
  神様でも降りてくるような、そんな深い森でした。
  公道に出る手前、右手に土手があり、いきなりSINさんが「池で
 もあるんじゃないか」と言い出しまして皆して登ると、本当に池(注
 :釣り禁止)がありました(^◇^;しばらくそこで、くつろいでから戻
 ります。
  外苑公園から山辺の道にそって、しばらく歩きますとワタカ(馬魚
 )の居る池などがあり、なにげにそちらをブラブラしていますと、置
 石や左手の森などに、人の顔などが見え始めます。
  SINさんに、「五〜六人いますね」と言うと、「奥におばあさん
 も」と言います。良く見ると手前の顔に気をとられて、気が付きませ
 んでしたが、奥にひときわ大きな老婆の顔が睨んでます。
  とっとと駐車場まで戻りますと、鶏が騒いでいます、ちょうどカラ
 オケの様に一人が鳴く間は他は聞いている様子で順番に鳴いている様
 です、個性があって面白いと思っていたら、下手なのがいて大笑い、
 (^◇^;してしまいました。(ここの鶏には芸がある)

  チェックインの時間に遅れそうなので、修羅さんが電話で宿に電話
 で連絡し、夕食に間に合えば良いと聞いてから、一同、宿のある桜井
 を目指して発進しますが、また見鬼が国道脇の小径を行きます(;_;)
 何故なの見鬼君?

  宿は、桜井駅前から歩いても5分程の分かり易い所にあります。
  荷物を降ろしてチェックインしますと、ご主人が車をいずこかへ運
 んで行きます。働き者です。

  (゚゚;ウッ!ここから夕食までの記憶が無い...死んでいたのかしら(^^;

  夕食はフランス風のコースで、赤ワインが食卓に綺麗でした。
  お味は、少し懲りすぎかな(^^;旨かったですが。
  メインのエビが片づく頃、小角さんが到着。3時間かかったそうで
 す、めげずにご参加頂いて嬉しかったです。
  夕食での話題は、今日の出来事からフォーラムの話題など豊富に語
 り。そのうち時間も遅くなったので部屋(すでにパソとケーブルに大
 半占領されていますが(^◇^;)に引き上げる事に。
  部屋は3階ですが、2階が応接間の様になっており、元写真屋さん
 だった様で写真や古い機材(エイトバイテンのカメラなど)と、ご主人の趣
 味なのか、現地図や古地図、蔵書など豊富にあります。
  蔵書の種類は、特殊なもの(書店で手に入りにくい)が多く興味深
 かったです、おそらくあの蔵書だけで2〜3日は滞在出来そうです。
  一同興奮した様子で、虹<2G>さんは部屋に持ちこみ、すっかりハマ
 ってしまった様です(^◇^;
  結局、デジカメ画像の編集やカイロプラクティスや気功や地図や、
 各々展開してサバト化していきました(^^;
  SINさんの水晶で遊んでいるうち、気や霊動を観る会になってい
 き、個人差のあるのを実感できて面白かったです。

  流石に、翌日は登山ですので、床につく事になり。軽く入浴してベ
 ットに入るとすぐ寝てしました。

  目覚ましの音を聞いて起床、枕元に設置してあるラジオ兼用のよく
 あるタイプなので変わった音がするなと思って時計を見ると、何故か
 まだ4時(゚゚?前日のお客さんが間違ったのかと思っていると、また音
 がします。どうも、時計の方じゃ無い方から聞こえるので、見てみる
 とSINさんが、何故か寝言でベルの真似をしています(..;ウ〜ン寝て
 までウケを狙うとは....流石だ。
  お礼に髭でも書いて....とも思いましたが、書き物が無かったので
 再び夢の中に、本番の目覚ましで起きなかったらどうしようとか考え
 つつ・・・・・・バキッ(。☆)\(^^;
  気が付いたら、お腹がすいてきまして(^◇^;杉山さんの案内で、
 昼食を済ませ、石上神社へと行きます。

  窓から見る朝は、快晴とは言え無くもまずまずの日和でした。
  車から二三必要なモノを思い出だし、ざっと、洗面などを済ませて
 、フロントで駐車場の案内を頼んだら、宿のご主人が近所の銀行の駐
 車場まで車を運んでくれた。
  目当てのモノを見つけて宿に戻ってみると、みんな起き出した様で
 目に見えない活気が漂いはじめていた。

  部屋に戻り、カシオペアで自分のPATIOの巡回をする。カシオペアの通信
 ソフトではPATIO巡回は自動で出来ないが、手動でDOW NEWすることは
 出来るので、.TXTファイルにして後で、エディターを使って読む事に
 なるが、いつもやっている事に近いのであまり苦にならない。
  SINさんに、通信速度はと聞かれたので「PHSのPIAFSで
 すから32Kです、桜井駅に近いので電波が来てくれるので助かりま
 す」と言うと、目が欲しそうでした(^^)
  朝食を済ませ、精算してから、車のところで、ウッドランドパターンのM56
 ジャケットに着替えていると、怪しいモノを見る目が集まってきて、
 ちと快感バキッ(。☆)\(^^; /( ;_;)汚れが気にならない服にしただけ
 なんだが。
  
  桜井から国道を使ってしばらく走ると、参道口の壱ノ鳥居の黒い巨
 体が目印になって右折すると三輪になりますが、この黒い壱ノ鳥居だ
 けは他の三輪にある鳥居とは異質なモノを感じます。おそらく、三輪
 の他の鳥居が鳥居の内側のモノを外に出さない結界になっている為、
 一切の装飾風なものを拒否しているのに対して、壱ノ鳥居だけは人寄
 せの為の装飾になっているのかもしれません。

  三輪山、弐の鳥居の駐車場はすでに、何台か参拝客の車が止まって
 いた。顔は怖いが親切そうな(賀茂系の人かしらバキッ(。☆)\(^^;)警
 備さんの誘導で駐車し、しばらく待つと当日参加の方達も集まりだし
 まずは一同、大三輪神社へ。
  参拝ルートからは逆行する事になりますが。
  「本式の参拝をするんですか?」とSINさんに言われて、多少早
 く歩き過ぎ、待ってる間、鳥居の柱を廻っている自分に気がついたり
 して、テレちまいました(^◇^;
  ここの三柱の鳥居って、せめて、色はどうにかならないのか(^^;

  ざっと参拝を済ませて、大神神社に進みます。線路から大神神社の
 脇道は、露天商など出ていて、地元で採れたものなど様々なものを売
 っていて結構面白いです。(注:でも、夜は灯籠の明かりだけで、ち
 と無気味です(^^;)
  昨日通り、弐ノ鳥居右手の方は、人を拒絶するような雰囲気がありま
 すが、結構人が多いので、気にせず、左手の竹藪など眺めながら(前
 回は気付かなかった)。
  境内に入って、ご神木を見ながら「いつ見ても、逆さ吊だよね〜」
 と思っていたら、口に出ていた様で、小角さんに「よせってば〜」と
 言われちゃいましたが、小角さん、そのご神木の方に行きます(^^;
  この時の修羅さんの、おみくじは凶だったっけ?
  この後、例の仮設にしては立派すぎるお社の方にいくと、昨日の防
 犯カメラの向きが変わっていました、欲しいナ〜アレ(^Q^;。
  な〜んか今日は人が多いぞ〜、と思いながら狭井神社方向に行く階
 段を登りながら、前も後ろも人だ(^^;こ・こんなにメジャーだったと
 は。夏至の神様がすねる訳だわ(^◇^;

  鎮女池を、参拝していると、神主さんと巫女さんが、鯉に餌をやり
 にきました。橋の反対側の上からふと池を覗くと沈んだ卵に人の顔が
 出ていて、思わず「あ」と言ったら、また背後にいた小角さんに聞か
 れしまいました(^^ゞ

  狭井神社に参拝し、登頂の手続きをしたSINさんによると、今日
 は入山者が多い為、人数分のタスキが無いとのこと、そんなに多いん
 だと、感心しながらざっと打ち合わせをし、お払いをして、入山。
  前回の夏至にくらべて、数段登りやすいのに、一抹不安を覚えなが
 らも、景色を楽しむ余裕は嬉しかったです。
  それでも、もう秋も終わりだな、などと考えながら進と、お滝場に
 着いてしまいました、やっぱり夏至にくらべるとペースが良い様です
 。ここで休憩とも考えましたが、先客がお滝行をしているので、先に
 進みます、滝を後ろに進む頃から、滝行の方のなかばやけくそ気味の
 お教が、聞こえてきます、「どうせなら、もっと丁寧に歌ってくれれ
 ば良いのに」と思いながら「ファンシーダンス」な人なのかな?
  このお教のせいかどうか、段々と身体が重くなって歩き辛くなって
 きました。岩磐郡もまだ中間位の場所で、軽く休憩をしてますが、こ
 の日の三輪は人が多すぎます。休憩して休める余裕が無く、登頂を促
 すところがあり、突き動かされる様に足を運びました。
  思うほど進まなくなってきている足を、機械的に運んでいるうち、
 抜けるように足の軽くなる場所があります。景色は他と変わらないの
 ですが、そこからは、また楽になり、反面先ほどまでの重さはなんだ
 ったかが気になるところですが。
  山頂近くになると、道の傾斜も緩くなり、先の木々の開けた場所に
 社の一部を望める様になると、不思議な安堵感が湧きます。
  
  一同参拝を済ます頃には、他の参拝者の団体なども集まりだし、社
 左側の道に進みたい我々としては、一応禁足地になっている都合から
 人が引くのを待っていましたが、この日は入山者が多くそうもいきま
 せん。
  そうこうする内、妙に体格の良い二人の巡礼者風の男が、左の道を
 進みます。進む前、ふっと目があった印象では、好きになれない人種
 のようで、先ほどの滝行の関係者の様な気がして、なるほど、あの空
 気の重い場所は、彼ら用だったかな(自分の可能性は却下(^◇^;)と
 思うと、彼らの後を行くのは不安なものがありました。
  SINさんも、同様に気になるらしく、「どうします、行きますか
 ?」と聞いてきます。確かに、引き返すのも勇気だな、などと思って
 いると、突然、頭上でカラスが鳴きます。
  そうか、なら大丈夫だなと、根拠もなく思い、「行きましょう」とS
 INさんに言うと、もう歩いていました(^◇^;

  岩磐郡を左に見ながら進むと、先行の二人が荷を解きながらなにか
 当惑している様子です。彼らより、先にいた親子連れが熱心に拝んで
 いるので、どうも彼らはやりたいことも出来ずにいる様子です。
  
  彼らの視線を後目に、さらに奥に進みます。道は下りになり、岩磐
 などの巨石のない土壌になっているのが不思議な光景でした。
  道の左手の斜面に、おかしな木の組み方をしている場所がありそち
 らを覗くと・・・・ちと、記憶がありません。この道は地元人の信仰があ
 る様で良く管理されている様です。
  進む内、右手に岩磐があり、そこに小さなヒバラ神社風の鳥居が奉
 られてあります。
  さらに行くと、大きな磐の跡のような窪地があります、何かがここ
 に存在って、何かがここに残ったようです。
  この日の、冒険はここまででした。時間も無いので我々はここを後
 にして、下山の行程に移ることになり、頂上の社に戻った時、風が山
 を廻る様に吹き出し、まるで神様の交代の様に、荒々しく木々を揺ら
 します。
  時刻は正午になりました。
  街から、正午を知らせるサイレンが響きます。
  しばらくメンバーの集まるまで、所在なくしていますと、SINさ
 んが、一本の樹をを指さします。ご神木の様な立派な樹でしたが、し
 め縄等は無く、かえってせいせいしたって感じで真っすぐ立っていま
 す。近寄ってよく見ると、木肌に顔が浮いてきまして、それが前回大
 神神社を撮影したときの顔に似ているのに驚きました。

  道に戻ると、小角さんがSINさんに叫びたくなったと話していま
 す。なるほど感極まっているのでしょうか、と思っていたら、本当に
 奥に行きます、程なく奥の方から小角さんの気合いが聞こえてきます
 、澄んだ良く通る第一声に一同関心しながら、次を待っていると、す
 っきりした顔で小角さんが降りてきます。「あら、一声で終わり(;_;)
 」こちらも気分の良くなる様な気合いでしたので、ちと残念でした。
 (^◇^;
  下山の行程では、夏至ほど表面に出た石は少ないのですが滑りやす
 くバランスを崩す事が多くなってきました。御滝場まで1/3程の所
 で追いついて来た杉山さんがSINさんとなにか話しています、ど
 うも修羅さんの様子がおかしいとのこと、昨日来の疲れも手伝ってこ
 の斜面の下山は確かに辛いかもしれません(実際、足がもつれている
 私(^◇^;)。後日聞いた話によると、斜面が壁の様な断崖に見えたそ
 うです。

  ペースが早すぎたのを反省し、後尾に着いて御滝場まで降り、しば
 し休憩。
  夏至詣での後日、職場で不注意な怪我をしてしまい、折角なのでこ
 こで傷痕を洗っておこうと思い、思えば初めてここの滝を見ました、
 3mほどの高さから落ちる滝は、思ったより穏やかでした。
  礼をし、傷を滝にさらすと冷たさが程良く身にしみます。
  水を拭き、袖を伸ばそうとすると、手首に紫の小さな輪が書かれて
 います、「やぁ、しるしを付けられちゃいました」とSINさんに言
 うと心当たりがあるのか、その場で微笑んでいます。このしるしは3
 日程で消えました。

  少し休んでから、また降りはじめます。途中、奥の岩磐で拝んでい
 た親子に合います、会話の感じではご子息の方は神様に近そうでした
 が、長生きは出来そうにありませんでした。あの巡礼風の二人が当惑
 したのもここら辺が原因かもしれません。
  木々の間から狭井神社が見える所まで来ました、そちらを見ると修
 羅さんが社に拝んでいるのが見えます。今回も無事だったと思うと足
 も軽くなる様な気がしました。
  最後に下山し、御幣でお払いなど一通りすますと、皆が座り込んで
 いる休憩所に合流します、一同疲れた様子なので、一服したら食事を
 する事に決まり、駐車場に向かいます。
  途中、小角さんとSINさんが参拝したい社がある様なので、私だ
 け一足先に駐車場に向かいました。一緒に参拝しても良かったのです
 が、少々上着が重くなってきたので着替えたい気持ちが優先してしま
 いました。
  鳥居をくぐると多少軽くなったので、ここで初めて三輪そうめんを
 買ってこいと家族に頼まれていたのを思い出し、購入。
  店から出ると、修羅さん達が追いついてきました。
  「なんか買おうかな」と言う修羅さんに「やたらでかい饅頭など、
 ありますよん」と言うと「饅頭はやだな、豆にしよっと」(..;疲れて
 いたら甘いモノが欲しくなりそうなモノだが(^^;、鬼払いになるのが
 知らずにやっている様です。いつも偶然が味方するヒトなんだなぁ、
 (^^)。

  食事をした後、若宮神社へ。元はお寺のここがなんの経緯で神社に
 なったのか、多少ふに落ちない部分もありますが、鬼瓦が烏天狗だっ
 たり、いろいろ複雑な事情がありそうでした(^^;
  途中、犬をからかったり、夏至の時の絵札があるか探したりしなが
 ら久延彦神社に、ここの展望台からの景観は素晴らしく、図などみな
 がら、それぞれが、思い思いに景観を楽しみます。ここから朝日が望
 めたらなど、朝の弱い私ですら考えてしまいました。
  
  毎回、新鮮な驚きを見せてくれる、三輪詣でですが、次回が今より
 楽しみな今日この頃です。
  結局の所、自然成り立ちと人間の都合がぎくしゃくしがちな、昨今
 のなかで、神社という理由はどうあれ、調和を保っているのはこうい
 う土地ならではな様です。
  そこが、惹かれる原因の一つとして大きなウェイトを持っているの
 も事実ですし、そこに根を降ろしその調和を現在に至るまで守ってき
 た人々の足跡を見るのもまた一つの感動だと思います。

  こうして、年に二度程しか訪れる事の出来ない身ですが、三輪がい
 つまでも、いつもの三輪であってくれればと思う次第です。

  お付き合い頂いた方々、ありがとうございました。
  又、参加者の皆さん、お疲れさまでした。

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